時代遅れ

■夫の父を介護、金銭請求可能に　遺産相続、法制審改正案
(朝日新聞デジタル - 01月16日 21:51)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4945955

法律は常に必要にかられて、あとから遅れて整備されるが、これはさすがに遅すぎる。

かつて長男の嫁を筆頭とする「息子の嫁」は義父母の介護を引き受けてきた。
そして順番通りに親が先に死ねば、跡継ぎとして権利を行使し、自分の夫が多く遺産を貰うことができた。
土地家屋を跡継ぎの夫が相続すると決まっていれば、介護のし甲斐もある。
しかし今はこれが成り立たなくなってきた・・・跡継ぐ必要がない、兄弟姉妹が跡継ぎの権利を認めない、そもそも親に財産がない・・・・・
介護なんかしたってなんのいいことない。

夫が先に死んでしまった場合、まさにそれまで介護しただけ損。
それどころか介護していた親と住んでいた家まで追い出される始末。
義父母の介護していたときはアンタ誰よ？ってくらい見たことない親戚が出てきて、土地家屋やお金を相続していくのに自分はなにひとつ貰えない。

それで嫁たちはついに立ち上がった。

介護なんかするかバカヤロー！
そんなの押し付けられるくらいなら退職金もらったところで離婚する！
夫が死んだら義父母とは縁切りの手続きするわ！

嫁たちは義父母と同居せず介護もしなくなった。

ここまで女性陣のボイコットが進んでから、ようやく法律が動き出してももう遅い。

そして懸念はもうひとつ。
「貧困老人」「老後崩壊」「下流老人」が増加している今、こんな法律実際に使えるのか？ってこともある。
嫁に居住権やら金銭やら残せない年寄りは・・・。