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2018年01月14日11:13

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【その他】【本】感情コントロール

会社で宴会の幹事を頼まれました。
これ、私的に、苦情対応と同じくらいやりたくない仕事ナンバー1なんです。
そもそも私、人生において「食事に誘う」という行為自体、彼氏がいた時代含めて片手の指で足りるくらしかした事ないんです。(←ヒドイ(苦笑))
こんなに向いていない私を宴会幹事にしようとする人々に怒りが湧いて(他にも色々押し付けられている感があり、たまっていたのもある)、夜も(ちょっと)眠れないくらい怒っておりました。

先日、うさぎ年の2018年運勢をスマホで眺めていたのですが、年末、伏見稲荷で引いたおみくじとだいたい同じ事が書いてあって驚きました。
リターンが期待できず、自分ばかりが損をしているという被害妄想に走りがち。
総じて運勢は良い方だけど、人間関係は慎重に、謙虚であれ。
・・・そうですか。わかりました。
と、ちょっと怒りがおさまりました。
単純あせあせ
占いは信じる方ではないのですが、感情コントロールに上手に使っていけるといいですね(笑)


旅行用に購入してあった古本が、ようやく4冊読めたので、記録。


『Bの戦場〜さいたま新都心ブライダル課の攻防』 ゆきた志旗

集英社オレンジ文庫。少女漫画的小説。
地名に惹かれて買いました(笑)
ウエディングプランナーとして、お客様の様々な要望に応えつつ、色んな事件が発生し、成功のため奔走するお話。
主眼は、見た目が絶世のブスであるブライダル課の女主人公と、絶世のブスが大好きな美形上司との恋愛攻防戦。
二人の言い合いが面白かったです。


『これは経費では落ちません』 青木祐子

同じく集英社オレンジ文庫。少女漫画的小説。
題名に惹かれて買いました。
経理一筋で、きっちりした真面目な主人公が、社内の嫉妬や不正に巻き込まれ、周囲の人間の影響を受けたりしながらちょっと良い方向に変わっていくお話。
仕事あるあるなところが面白かったです。


『ロスト・ケア』 葉真中顕

日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作品。
すっごく面白かったです。
介護の闇に光を当てた社会派ミステリーのようでありながら、犯人を特定するためのロジックやもろもろ、本格推理小説のようでもあって。
大好きだった親が、痴呆になって、一所懸命介護して、でも痴呆が進んでもはや子供の事さえわからなくなって、徘徊して、糞尿垂れ流して、暴力ふるって、他人様にも迷惑かけて。介護のために働けなくなって、お金がなくなって、どうにもならなくなって、いっそ死んで欲しいと願ってしまって、でもそんな風に考えてしまう自分に絶望して、とか、介護の闇にリアリティがあって、そういう意味で、めちゃめちゃ考えさせられる、怖い本でもありました。


『闇に香る嘘』 下村敦史

第60回江戸川乱歩賞受賞作。
孫への腎臓移植を兄に頼んだら、検査でさえも不自然に拒否された事から、中国残留孤児であった兄が、本当の兄であるか疑いを持ち、色々探っていくうちに事件に巻き込まれ、真実が暴かれていくお話。
失明している男性が主人公で、だからこそ状況把握が目でできず、犯人とおぼしき人物も追えず、健常者のようにスムーズにいかない部分が多々あり、なるほどなあと思わせる展開で、面白かったです。
最後のオチには、我々も心の目を曇らせてはいかんなあと思わされ、読後感も良かったです。
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