mixiユーザー(id:1037907)

2018年01月07日18:15

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そんな?!

アダムとイブが蛇にそそのかされて、禁断の木の実を食べてしまう話は、聖書を知らない人でも一度は聞いたことがあるのでニャ。

ここは、創世記の中でも、有名かつ、結構重要な個所ニャ。

ある意味、聖書の一番の肝と言える部分ニャろね。

なぜなら、この出来事がアダムとイブの楽園追放に繋がっていくからニャ。
カトリック教会のステンドグラスや壁画には、裸でエデンの園を追われる失楽園が描かれ、数々の名作も残っているニャ。

多くの教会が原罪と位置づける部分であり、イエス生誕はこのアダムとイブの堕落からの救いとして説いているからニャ。

だが、本当にその解釈で良いのかニャ。

アダムとイブは、皮の着物を与えられてエデンの園を出ているのニャよ。

創世記 3章 21節
主なる神は人とその妻とのために皮の着物を造って、彼らに着せられた。

では、問題の個所を見ていくニャ。
創世記 3章 4〜5節
4へびは女に言った、「あなたがたは決して死ぬことはないでしょう。
5それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのです」。

ここは新共同訳でもこう訳されているニャ。
創世記 3章 4〜5節
4蛇は女に言った。「決して死ぬことはない。
5それを食べると、目が開け、神のように善悪を知るものとなることを神はご存じなのだ。」

ところが欽定訳(キングジェームスバージョン)ではこう訳されているのニャ。
Genesis Chapter 3 verse 4~5
4 And the serpent said unto the woman, Ye shall not surely die:
5 For God doth know that in the day ye eat thereof, then your eyes shall be opened, and ye shall be as gods, knowing good and evil.
5節の訳はほとんど変わらないニャ。

問題は4節ニャ。
Ye shall not surely die:
この言葉は神がアダムに告げた“thou shalt surely die” (2章17節)の“surely die”を受けたものニャ。
“thou shalt surely die”は「あなたに禁ずるよ必ず死ぬからね」と言うことニャ。
そこでイブも、“lest ye die”(3章3節)「死んではいけないから」と答えているニャ。
”surely”は「間違えなく」「確かに」と言う意味ニャ。
また、“shall”は「そうする」「そうなる」「そうするつもりだ」「そうするべきだ」と言う意味ニャ。
そこで” Ye shall not surely die”は「あなたが死ぬと決まってはいない」とも解釈可能となるかもニャ。
蛇はこの言葉の裏に、「神が言ったからって、真に受けない方が良いよ。神はあなたたちを脅かしてるだけだから」という気持ちを込めているのニャ。
蛇は「ここでアダムとイブに死なれちゃ困るという神の本音を私は知ってるよ」とほのめかしたと言えるかもしれないニャ。
でも、神は蛇、つまり、サタンがそこを見透かしてアダムとイブをそそのかすことまで見抜いておられたわけニャね。

神様の方が一枚上手というか、ある意味ずる賢いというか…。

でもそれくらいじゃないと、神様はサタンの上にいられないニャよ。

神様は、わたしたちに「ここまでおいで」と言うのでしょうけどねえ。

かなりのむちゃぶりよね。

確かに、イエスはこう言っているからニャ。
マタイによる福音書 5章 48節
それだから、あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい。

だからこその、救いの計画なのかもニャ。

神の深い読みと、深い愛に改めて感謝…だニャ。
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