星野監督

“闘将”星野仙一さんが死去、悲しみの声広がる
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今から１０年以上前、００年代初頭、野村監督が奥さんの脱税問題で阪神の監督をお辞めになった時、体力的な問題で中日の監督を辞任することが決まっていた星野監督に白羽の矢が立ちました。

私は、岐阜県出身の８６年生まれ。
中日ドラゴンズは、岐阜県のお隣、愛知県が本拠地。
私が小中学校のころ、クラスの男の子は、みんな中日ファンで、親戚のおじさんたちもみんな中日ファンでした。

星野監督は、中日ファンみんなに愛されてしました。

全国の方からすると、中日にいたときよりも、阪神や楽天にいたときのことのほうが印象的かもしれませんが、私たちからすれば、星野さんは、やっぱり、中日の監督であり、阪神の監督であり、楽天の監督であり、そして、プロ野球を本当に愛した方、という印象です。

星野さんが阪神の監督になった時も、みんな、「事情が事情だから仕方ない。巨人を倒す、と言ってきた星野さんが巨人に移籍するのだったら、怒るけれど、阪神だったら、許す。阪神になっても、打倒巨人で頑張ってほしい」と言っていました。
星野さんも、地元のテレビ局のアナウンサーの方とのインタビューで「ナゴヤドームで戦うとき（相手が中日の時）、中日ファンのみなさんに野次を飛ばされたらどうしますか？」と聞かれて、冗談交じりに「名古屋弁で言い返してやりますよ！」なんておっしゃっていました。

正直、中日ドラゴンズも星野さんに頼りっきりのところがあったと思うし、星野さんの阪神監督就任というのは、今から思えば、人間には計り知れない何らかの力が働いたようにも思えます。

もっとプロ野球がもっと言えば、日本が世界が発展するよう、楽しくなるよう、大きな存在が働きかけたようにすら思えるんです。


それは言い過ぎかもしれませんが、星野さんが日本球界にとって、日本にとって、とても、大事な存在であったことは、否めません。

星野さんがお持ちになっていた情熱を私たちが引き継いでいくべきだと思っています。

最後に、星野監督の死に哀悼の意を示させていただきます。
そして、星野監督、本当にありがとうございました。