WOWOWでやってる「コールドケース」を見ていたら、容疑者が銃砲店でボルトアクションのアリサカライフルを買っていったと店主が証言していた。
「アリサカライフル?確か日露戦争で日本陸軍が使っていたと思ったが、そんな古い銃が未だに市場で流通してるのか。そもそも弾丸があるのか?」
と思って調べてみた。
アリサカライフルとは日本陸軍の有坂 成章(ありさか なりあきら)が作った三十年式歩兵銃を改良した三八式歩兵銃や九九式小短銃の事だ。
戦後米軍によって接収され大部分は廃棄されたが、一時期警察予備隊で使用されていた。
海外に流出したアリサカライフルは、アメリカやカナダで狩猟用やスポーツ射撃用ライフルとして使われている。
命中精度が非常に良いらしい。
https://www.youtube.com/watch?v=4KdZgOmaPhg
銃身の寿命は8000発だそうだが、太平洋戦争末期の物なら使用に耐えられそうだ。
一定の需要が現在でもあるため、スウエーデンやアメリカの会社で未だに実包を製造しているとのこと。
アラビアのロレンスが使用していたのも三八式歩兵銃だ。
三八式というのは明治38年に日露戦争『1904年(明治37年)2月8日 - 1905年(明治38年)9月5日』で初めて使われたからで、兵器には制式採用された年の名前を付けることが多い。
この頃の日本は工業技術があまり発達しておらず、部品の公差にばらつきがあって、外国の銃のようにニコイチとか出来なかったようだ。
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