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2017年12月19日04:38

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映画「ガールズ＆パンツァー最終章　第１話」見ました

１２月９日（土）から公開されている「ガールズ＆パンツァー最終章　第１話」を見ました。
ガルパンはＴＶシリーズが非常に良く出来ていて完結した作品だったので以前劇場版を作った時にどうするのかと思っていました。そしたら劇場版は戦う理由はＴＶシリーズとまったく同じでしたが（それ以外考えられなかったんでしょうね）ＴＶ版で敵対していたライバル校と共闘するという燃える展開で非常におもしろく劇場版にふさわしい出来で大ヒットとなりました。
このアニメは美少女と戦車がコンセプトなのですが、スタッフは戦車戦を描くことが目的なので(笑)、戦車戦については非常におもしろく私のようなミリタリー知識がないものが見ても楽しめるようになっていて何回見直してもおもしろいです。
で、その人気故「最終章」が作られることになったわけです。しかも全６話というよくない形で・・・・
これに関しては不安しかありませんでした。今度は何のために誰と戦うのか？そして劇場版を超えるようなおもしろい新たな展開が考えられるのか？さらに、全６話にどれくらいかかるのか？

最初に配布されたチラシです。この段階では何も情報はありませんでした。
ＴＯＰが最新のチラシで今回のキービジュアル。これを見ると詳しくは書いていませんが卒業する３年生の生徒会メンバーが中心の話になることが想像できます。
そして公開日が近づき上映時間が１時間程度の特別上映であることがわかりました。だから劇場版とか映画とかではなく、ヤマトやジ・オリジンのようなＯＶＡの特別上映という認識なんですね。そして、全量としてはＴＶシリーズ１２話分くらいに相当するわけです。個人的には特別上映は１２００円均一で株主優待が使えないのが辛いです。安いんだから使わせてくれよ！劇場版は４回見に行きましたが今回はよほどおもしろくないと２回見に行くことはないですね。
まあ、もう見る気になっていたので普通にネットで席取ってライダーとはしごで初日に見に行きました。

まず、ガッカリ！というか驚いたのは次回予告がまったくなかったことです。先の「ＧＯＤＺＩＬＬＡ怪獣惑星」や「機動戦士ガンダムＴＨＥ　ＯＲＩＧＩＮ」「デジモンアドベンチャーtri」等この手の何部作という形式の作品で次回上映の告知がなかった作品は初めてです。今一番不確定の「魔法少女リリカルなのは」でさえ「２０１８年上映」になってましたから・・・ということは２０１８年中に第２話を作る自信もないということなんですよね。ほんと１０年くらいかかるぞ！まあ、人気は下がってもコンテンツを延々続ける手口ではありますけどそういうのは感心しませんね。
そして、１話はピンチにはじまり、そこへ至る回想、そしてピンチの脱出までを描いていてここからというとこで終わってしまいます。これはＴＶシリーズだと思うとまあ仕方ないのですが、次回予告がないとモヤっとします。実際、私の見に行った劇場ではこれで終わり？みたいなザワザワした雰囲気がありました。これについては見に行ったのは初日の３時くらいだったので、熱心なガルパンファンは朝一に行くので少なかったからだと推察されます。逆に言うと今回の最終章では今以上ガルパンのコンテンツの裾野は広がらないだろうということです。ってうかまあこの上映方式自体がそうねんですけどね(笑)。

今回、戦うための理由が行く大学のない河島桃を戦車道推薦で大学へ行かせるため桃を隊長として無限軌道選手権（だったかな？）で優勝を目指すということなのです。これで全６話を引っ張るにはちょっとモチベーションとして無理があるとは思いますが(笑)。
生徒会は生徒会会長を華が、副会長を優花里がつとめる新体制になっています。でも大会にカメさんチームは出るんですね(笑)。
そして今回前半は新たな「サメさんチーム」が仲間に加わるエピソードなんですが・・・・これがちょっと無理があるというか。
学園艦の低層部には人の入れない不良のたまり場になっていてそこに巣食う連中がそのメンバーで海賊風の海の男いや女たちで新しい戦車を探しに行く過程で出会い、昔世話になった桃のために参加するという展開。
まあ話としてはいいんですが、劇場版で廃校が決まった際に全員艦から降りて、一緒に行動してますよね。その時に全校生徒のことは把握してるはずなのでこんな連中がずっといたという設定は矛盾すると思うのですよ。ガルパンという作品は戦車に女子高生が乗って戦うという部分が大きな嘘ですが、その他の作中の部分では整合性をとってもらいたいと思うのですよ。
サメさんチームは新たに発見された戦車「Ｍｋ.Ⅳ」に搭乗します。ミリタリー知識がないのでなんとも思わないのですが、そのでかい図体がピンチ脱出の鍵になるところなんかはおもしろかったです。さすが、戦車戦にはいろいろと工夫があっておもしろいです。
ということで始まった最終章ですが、まあ気長につきあうことにします。

入場者特典の「島田フミカネ描き下ろしミニ色紙」です。
もちろんこれは１、２週目の特典で例によって３週目以降、６週目まで週替わりでポストカードやらフィルムやらが配布されるみたいです。

全３種のランダム配布で華と優花里のバージョンでした。上映前は主役が欲しいと思ったのですが、今回生徒会会長、副会長でがんばっていたのでこれで良かったです。

パンフレットです。Ａ４版フルカラー５４Ｐで８００円です。ただし広告が２１Ｐもありますので実質３０Ｐほどです(笑)。
内容的にはストーリー紹介や既存のキャラクター紹介はまったくなく、サメさんチームと今回の対戦相手ＢＣ自由学園のキャラクター紹介と声優インタビューそして戦車紹介にほとんどのページを割いていておよそこの作品のパンフとしての体をなしていません。脚本の吉田玲子氏と島田フミカネ氏のインタビューが唯一全体の話になっているくらいです。

公開日発売のニュータイプ１月号の描き下ろしイラストポストカードの絵柄です。

付録として「ガールズ＆パンツァー最終章　回答速報」という全１６Ｐの冊子がついています。
これに渕上舞のロングインタビューとかあんこうチーム、カメさんチームの声優インタビュー、吉田玲子、音響監督のインタビューが載っています。本来こういうのをパンフに載せるべきではないかと。

最後にはネットで話題になったガルパン実写映像「ガルパンダンスムービーＳＥＮ－ＳＨＡ」の記事が載っています。
これについてはいろいろと叩かれていたらしいですが、公式が金かけて今の流行に乗って作ってるプロモーションですし悪くはないと思いますよ。ガルパンってこの手のタイアップとか宣伝広告ってうまい方だと思います。でないと大洗の町とあれだけうまくコラボできませんからね。