今、死後の世界について一流の研究者たちからさまざまな意見が飛び出ています。
そのなかで、最も有力視されているのが、「意識は死ぬと、大量放出される」という説です。
数理物理学者ロジャー・ペンローズ博士は、細胞中にあるナノミリメートルほどの「マイクロチューブル(微小菅)」が意識を量子情報として貯蔵していると主張しています。
博士によると、肉体が死ぬ過程で、マイクロチューブルが保持する意識が宇宙空間に大量に放出されて永遠に生きつづけるというのです。
そして、精神科医のジム・タッカー博士は、「意識は前世記憶を保ったまま、次の人の脳に張りつく」という興味深い説を述べています。
たとえば、前世記憶を持っている人のなかで、「私はマリー・アントワネットだった」という人がいっぱいいます(笑)。
なぜそんなにたくさんの元王妃がいるのかも、死後、大量に放出された意識の一部が何人もの人の脳に張りつくとすれば、生まれ変わりもたくさんいることも説明できます。
■「類魂」というものがあります。何千という「同じレベルの魂=類魂」の集りがひとつの巨大な霊体を成しているんです。
つまり、人間はいろいろな霊体から「類魂」を持って生まれてくるので、複数の人の前世記憶を持っているという考え方もあります。
■「物理量としての意識というものがまだ定義されていないんですね。『意識が発生するとすれば、物理的にどこで?』という疑問がある。
ペンローズの場合、「細胞の中にある微細なチューブ気管内に量子として存在する」という説ですが、そこまで小さくなると量子効果が現れます。
なので、意識の研究はまだ始まったばかりでしょう。特に臨死体験は個人の主観が入るので、それをいかにして科学のレベルに落とし込んでいくのかが今後の課題でしょう」
月刊ムー1月号:転載ー抜粋
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