そして、七月に入り
夏、真っ盛りです
この日は山P主演ドラマ『音のない世界〜beautiful rain〜』の雑誌に載せる宣伝写真だった。
山Pたちは共演者たちと対談していた。
みかこ先生とちさとは見学していた
カメラマン五十嵐恭雄(いからしやすお)が担当した写真撮影を終えて、みんなで話していた。
帰りに近くの個室付き居酒屋に集まって飲むことにした。
ちさと『私、あいのり見てました。嵐(あらし)くんのファンでした
』
五十嵐『ありがとうございます
よかったら、イベントでDJイベントやるので来てください。それから写真展もやるので来てください
』
ちさと『はい
』
ちさとは大はしゃぎだった。
五十嵐は相変わらず、DJイベントや写真展の来客を増やすためにブログで宣伝してます
みかこ先生『つかぬこと聞きますが、あいのりって台本あるのですか
』
みかこ先生がヤラセではないかと聞いた。
五十嵐『台本なんてないです
普通にやってます』
あいのりエピソードについて話が盛り上がった
ちさと『嵐くんとはあいのりで旅してないけど私、瀬里葉と親友なの
』
五十嵐『ええっ("⌒∇⌒")そうなんですか
どこで知り合ったのですか』
ちさと『八王子のメンズbarで飲んでたら、あまりにもつまらなくてシャンパンコールのときすぐそばにいた瀬里葉に声をかけたの🥂
それから意気投合してすっかり仲良くなったの
』
五十嵐『なるほど
』
小山『ところで五十嵐さん、ホスト時代はかなり売れてのではないですか
』
五十嵐『全然
売り上げが無くて大変で』
小山『またまた
だってセピアのノリカママから聞きましたよ』
メールの内容がいかに特別扱いだったかなど、小山はノリカから聞いたエピソードを話した。
すると五十嵐は。
五十嵐『サザエ(ノリカ)が特別だったのは本当の話だよ
そのことは辞めた後もサザエに話した。辞めてからしばらくはサザエと連絡取ってたし』
小山『ええっ(;・∀・)』
山Pはやっぱりという眼差しを五十嵐に送った(  ̄▽ ̄)
小山『だいたい辞めてからだと営業ではないじゃん
』
みんなも五十嵐に注目した
五十嵐『サザエに送り続けたメールも俺の本心だから』
ホストは営業のため嘘をつきますが辞めてから言ったことは本当のことです
山P『俺はわかってたよ
五十嵐さんがノリカママのことを特別に思ってたのは』
五十嵐『さすが山P
』
小山『だってノリカママ…サザエのこともっと知りたいとか、ノリカママがモノマネしてるところをムービーで撮影したり。
メールの内容も詳しく聞きましたが俺も明らかにだれが見てもブログもどきのコピメ(コピーメール)では無く、1対1で会話してるような心をを開いたようなお互い特別感のあるメールだと思いました。
さすがカリスマホストと感心してました
』
そのカリスマホスト
の手口とやらをみかこ先生に使おうと
小山は密かに企んでたようです(。-∀-)
五十嵐『カリスマホストじゃないっすよ
ネットでもネタにされてた全然売れないホストだったから』
小山『それから、もうすぐ退職するのに売上が少なくて辞めさせてもらえないから困ってるから俺がお金貸すから飲みに来てくれと五十嵐さんはノリカママに言いましたよね
しかもその金は五十嵐さんが友達から借りてきて、それをノリカママに貸したのですよね』
小山は他にもいろいろ語りだした
ちなみに五十嵐が在籍していた店はノルマが厳しく退職前になるとそのとき出したノルマか達成してないと辞めさせてもらえないシステムのようです(;-ω-)ノ
五十嵐『すべて、俺のサザエに対する真剣な気持ちだったし。ずっと向き合ったのも事実だよ
』
山P『俺はこの間ノリカママから話を聞いて、五十嵐さんにとってノリカママは単なる客ではないと察してました
』
五十嵐『当たり前っしょ
』
小山『金貸すから店に来てとか、ケンカばかりしてたとか・・・喧嘩するほど仲がいいというじゃないですか。その喧嘩も巧妙なホストの手口かと思ってた(^o^;)』
山P『慶ちゃん、それは営業でもホストの術(わざ)でも無いよ( ̄▽ ̄;)
だいたい、喧嘩してお客さんが店に来なかったら意味ないじゃん。
それから、今話した辞める前に大金を貸した件だけどそれだってノリカママが特別な存在だったてことじゃん』
金銭のやりとりは決して軽いものではありません
みかこ先生『それから、小山くん。巧妙に営業するくらいなら嵐くんはもっと売れてるよ
』
みかこ先生、突っ込んでます。
話はまだまだ続きます
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