先日読んだ「ボックス!」がなかなか面白かったせいか、ボクシング
の映画が観たくなった。
ボクシング映画っていうと、「ロッキー」か?
「レイジング・ブル」や「ファイター」みたいな映画もあったな。
今作はストーリー的には、「あるある」な感じなんだけど、何より
凄いのはジェイク・ギレンホールの身体づくり。
役作りのために痩せたり太ったりする凄みのある役者はたくさんいる
から、もうあんまり驚かなくなったんだけど、そんな私でもこの肉体
は凄いなあ…って感心した。
本物のボクサーのように鋼鉄のようなボディを作り上げている。
加えてチンピラ風な役作りが、これがまた相当に上手なんで、完全に
成りきっている。
ストーリーの都合上、出番が少なく、しかし相当に重要な役割のレイチ
ェル・マクダアダムス。これまた見事な演技でした。
もう一人、トレーナー役のフォレスト・ウィテカーもいい味が出ていま
した。
この辺の役者がいなかったら、この映画はかなり陳腐な作品になっていたと
思います。
というかストーリー的(脚本か?)には結構無理があるので、最後まで
魅せきってしまったのは役者陣の力によるものでしょう。
2015年米
☆☆1/2
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