石オタの冬の例大祭に行ってきました。
今月はクリスマスの頃に、友人と近畿に旅行に行く予定もあって、出費は色々と抑えたいのよね。
それで見学オンリーとしました。
いや、このイベント、博物館に匹敵、いや博物館でもお目にかかれない標本が出るので、地質学や古生物学に関心のある人は、
見るだけでも損はありません。
と言いますか、
マナーを守るなら、手で標本を触ることも可能ですw
博物館じゃ、そうは行かない。
けど、買い物禁止は結構ストレスだったかも。
このブース、毎年のことながら標本がすばらしい。
店主からは顔を覚えてもらっているので、標本を触らせてくれる。
アカントピゲ、あこがれなんだよねー。
店主の提示してくれた値段は、市価の半分!!
でも6桁は、さすがに無理じゃw
それはともかくも、今年のテーマはカンブリア爆発とのこと。
日曜日だったので、小中学生軍団も多かった。彼らは目を輝かせているんだよねー。
バージェスや澄江の化石コーナーは遠目には地味なはずなんだけど、ケース前に子供達が張り付いているので、写真撮るのに一苦労。
思うに、
最近の子供は恐竜より、カンブリア爆発のほうが好きなんじゃないだろうか?
ユンナノズーンだのオバビニアだの、大人でも知らないような学名をペラペラと。
あと、やはりと言うか「宝石の国」ネタが、あちこちでw
で、このあとは目黒の
大圓寺へ。
12月3日は、今年最後の甲子の日です。
甲子は、大黒天の縁日で60日に一回まわってきます。
それで三面大黒天の信徒でもある僕は、祭壇にお供物をあげたり、お経や真言念誦の回数を増やしたりするんだけど、大黒様を祀ってるお寺のお護摩に参加したりしています。
大黒堂のあるお寺は、東京にもいくつかあります。
でも大黒天をご本尊にしているお寺は、さすがに少ない。僕が確認できたところでは、上野の護国院と目黒の大圓寺だけですね。どちらも天台宗のお寺です。
特に大圓寺は重要で、東京じゅうからコアな大黒天ファンが集まるお寺です。
甲子の日には護摩を炊いて、信徒達は自宅で祭っている大黒天像を持ち寄って、ご加持してもらうんですよね。
僕の家の三面大黒天さんは、京都の圓徳院(えんとくいん)で開眼してもらっています。
ここは、秀吉の奥さんの北政所が晩年を過ごしたお寺で、秀吉の念持仏だった三面大黒天が祀られていて、そのご分霊に来ていただいてるんですよね。
けど、この寺は臨済宗なんですね。
今年の春にご住職にお会いしているので、電話をする。
「天台宗のお寺で護摩を差し上げても問題ありませんか?」
「まったく問題はありません。臨済宗の作法で開眼していますが、大黒さまには宗派は関係ありません。南無阿弥陀仏と唱えても良いくらいなのですから。」
で、大圓寺のご住職にも同じ質問をする。
「それを決めるのは、あなたです。」
こちらのご住職も親切な人で、縁日で忙しいのに、丁寧に説明してくれた。
ぶっちゃけ、あなたが圓徳院のご縁を大切にしたいのなら、そちらだけにすべき。
しかし大黒天信仰が主体であるのなら、構わない。あなたは、圓徳院で大黒様の「ご縁」をいただき、うちのお寺で「パワーの充填」を行なったと考えれば良い。
うーん、つまり、スマホのバッテリーだけを別ブランドにしたってとこかかな?
僕は大黒天信仰が主体なので、護摩に参加することにした。
しかし年末だけあって、人ごみが半端ない。
本堂は人でいっぱい。まあ、東京中の大黒天ファンが集まるからなあ。
もう、老若男女、茶髪のアベックから老夫婦、見るからに中小企業の経営者風のおっさん。
おや? と思ったのが、中国人の6人ほどの集団。
おそらく旅行者。
お寺巡りをしていて気付いたんだけど、
外国人旅行者って、日本人にすらあまり知られていないけど「見所は沢山ある」お寺に、良く来ているんだよね。
ここ大圓寺も、小さいながら実は歴史上、重要な史跡なんだよね。
例えば、江戸の四大大火のうち、天和の大火と明和の大火と大いに関係がある。説明すると長くなるので、ご興味のおありの方は調べてみてください。
それはともかくも、思うに
外国人旅行者って下手な自称愛国者・ネトウヨごときなんぞより、はるかに日本文化に詳しいんでないの? って思わされる一件でした。
その中国人団体は、立派な水晶の大黒天像を持参していて、開眼してもらっていた。
中国には布袋信仰と(道教の托塔李天王と習合した形で)毘沙門天信仰はあると聞いているけど、大黒天信仰はあまり聞かないなあ。
そもそもふくよかな大黒さまは、神道の大国主命と集合した福の神なわけだし。
ともあれ、ここのお護摩に参加するのは2回目。
観音経と般若心経と真言念誦が主体ですね。
僕も大声で参加するw
後方のボーイソプラノの小学生軍団の真言念誦と、知らない真言をトチるたびにジロジロ見る隣のおっさんが気になるも、無事に終わりましたw
ここのお護摩は、とにかく丁寧なんです。
お札も一枚一枚、大黒様のお像も一体一体、丁寧にお加持をする。
信徒にもお加持をするし、しめくくりに仏教のお説教もちゃんとやる。
それで2時間ぐらいかかってしまいましたw
まあ、年末で混んでるからね。
さて来年は御徒町の英信寺と池袋の金剛院に行くつもりです。
こちらにも三面大黒天が祀られているんだけど、授与品は1月のお正月にしか貰えないんですよね。
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