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2017年12月01日17:38
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世界の神様大集合＠切手の博物館
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切手の博物館に久々に行きました。
チケットは毎度お馴染み新聞屋さんからの貰い物。新聞屋さんいつもいつも有難う。
切手の博物館を飾る物達。
切手の博物館前にあるポスト。梅図かずおの「グワシ！」仕様。
内装が、クリスマス&鳥居。展示室内には、切手おみくじなる物もあった。
世界の神様大集合の公式ＨＰ↓
https:/
今回のテーマは世界の神様大集合。世界80ヵ国。800点ほどの切手が観られる。まぁ〜、面白い。因みに、私はこの博物館、開館から閉館までずっといられる自信があります。それくらい楽しい。図書館もあるよ。
まず、最初に世界の神様の概要が切手で紹介してあった。「こんなのやりますよ〜」みたいな導入部分。神殿遺跡コーナーでは、『パルミラの遺跡のベル神殿 古代ローマ』（1968年 シリア）に、グッとくる。今、ＩＳに破壊されてパルミラの神殿ないんだよね・・・。
『ミケランジェロの天地創造』の切手。1975年 ハンガリー。デカイ切手なんだよ・・・これ、1枚切手だよね？使いにくくない？（記念切手なのかな？）
6枚セットの『バレンケ遺跡の神殿 古代マヤ』（2008年 メキシコ）も恰好良かった。鳥の顔した神様やら、角生えた神様やら、古代マヤの神様面白い。
キリスト像の切手は流石に多いなぁ〜。
自然崇拝の神様も結構いる。
『太平洋の火山の女神』（1997年 パラオ） 色んな火山の擬人化切手。日本のもあって、富士山の擬人化なのだが、日本髪を結った女性で、所謂神様っぽくはない(^_^;)。他は比較的神様っぽい容姿なのに、何故日本だけこれ？（笑 日本のイメージがコレだったんだな）
その横に、1997年 ミクロネシアの『海の神様』もあった。これもは太平洋の海の神様の切手。乙姫様もいるのだが、こっちは、白いロングドレス姿で何故か西洋風なんだ(^_^;)。乙姫様って、普通は古代の朝鮮の服っぽいの着てるよね？
『観音様を拝む人々』2009年 中国マカオ やたらポップな絵柄のイラスト。切手部分が、おばあちゃんが手を合わせてる絵の部分なのは何故なのだろう？若者が描かれた部分もあったのに。
他はギリシャ神話の切手等っもあった。
☆天地創造特集
『天地創造』 1965年 イスラエル デザイン的で恰好良い切手だった。6枚セット。太陽ぐるぐる文様が何か恰好良いぞ。
『泥から人間を作る女媧』1987年 中国 手に泥人形を持って寝そべる女。同じモティーフが台湾の切手にもあった。どちらも足は木の根のようになっている。地母神っていうか、土の神様なのかな？と。
『島を釣り上げる神のマウニ』 1994年 ニュージーランド 島に紐が付いており、それを引っ張る裸の男。豪快である。印度の神様も、山だか運んだってあったよね・・・。
『ラーマ王子のラーマヤナ物語』1973年 タイ ヒンドゥー教の聖典のラーマヤナ。何で、タイ？タイって仏教国だよね？ヒンドゥーの影響が残る仏教なのかな？細かい絵で綺麗だった。天界の裁判等、人がミリ単位で描かれてる。
☆北欧神話コーナー 北欧神話。日本人にはゲームやアニメの題材で馴染み深いよね。宇宙の混沌から善なる神と悪の始祖が生まれ、お互い相対するコトで生物と人間が誕生。その後、戦争で宇宙が崩壊して混沌に戻る。これを繰り返す。これが北欧神話の概要。
『ポリュパス』 2003年 デンマーク領フェロー諸島 北欧神話を予言形式で構成した物語。女予言者ハイド、宇宙の始まり、戦争の女神ワルキューレ等、10枚綴りになってる切手。アニメキャラっぽいイラストなのは、日本のイメージの逆輸入かな？ってちょっと思った（笑）。
他の色んな神様。釈迦の誕生（1978年 タイ）スペインの聖書の物語等もあった。そして、落語の神様五代目志ん生（1999年 日本）や、漫画の神様手塚治虫（1997年 日本） レゲエの神様ボブ・マーリー（1996年 ジャマイカ） 野球の神様ベーブ・ルース（1983年 アメリカ）等、結構無理矢理じゃねえか？というのもある（笑）。
☆神との遭遇 ようは、クリスマスやイースター等の儀式やお祭りがテーマの切手。
『ディーバパリ』 2008年 インド ランプと炎が描かれている。ヒンドゥー教の正月（10月か11月）で、女神ラクシュミを光で祝うらしい。だから、炎が描いてあるのか。
ブータンはモンゴル密教の要素が強い。『チベット仏教チャム（仮面）』1985年 ブータン。様々な異形の仮面が並ぶ。9枚セットの切手らしい。冥界の王は、赤い顔で閻魔っぽい。白塗りの剽軽な面は死者の善行を教える白い神。緑の顔色でギョロ目で歯が剥き出しの仮面は、死者の悪行を教える悪魔。確かにいかにも悪魔っぽい。モンゴルにも似たような切手があった。
『ラーマキエンの舞踏 白猿ハヌマーン』2005年 タイ 白い猿の神。イキったポーズ。確か、孫悟空のモデルじゃなかったかな？
他には、日本の雅楽やお祭りの切手も。御神輿のやつは、私も持ってた。アメリカ統治下の1969年、70年の沖縄の切手もあった。沖縄の民俗行事を描いた切手。
☆神様美術館（女神さま特集）
このコーナーは美麗です。ミロのヴィーナス、パラグアイのボッティチェリのヴィーナスの誕生、ハンガリーのティツィアーノのフローラ、パラグアイのコレッジョのレダと白鳥、ニカラグアイのドラクロアの民衆を導く自由の女神。民衆を〜は、1998年に日本でも切手を出していた。
『鈴木春信の雨夜の宮』（2001年 アンチグア バーブーダ）があって、裾がめくれて綺麗な足をチラ見せする美女が、鳥居の前で提灯持ってる絵なのだが、「何でこれが神様？」と思ったら、この美女は蟻通明神の化身なんだそうです。しかし、日本ではなくバーブーダの切手ってのか何かジワる（笑）。
☆ここから暫く、“神の名は”というコーナーが続く。
ギリシャの神々。アポロン、アルテミス、ゼウス等。アテナの彫像を使った1968年ギリシャの切手が恰好良い。闘いの神様だね。
古代ローマやスラブ民族、さっきも出て来たが、北法神話の神様
『植物と酒の神クレント』2010年 フランス 鳥のような仮面と天狗のように鼻の長い仮面。カーニバルでのクレントの仮装らしい。
『海と風の神ニョルズ』2004年 ノルウェー 銛を手に立つ白い衣装の男。
『美の女神ルオンノタール』2004年 フィンランド やたら耽美でセクシーな裸体の美女。これ、切手だよね？この切手を人に出すのは勇気がいるような・・・。それとも北欧は普通のなのか？
☆エジプトの様々な物質や生き物を神格化した神様
『死者を守護する女神セルケト』1999年 エジプト 頭上に鳩（かな？）が乗ってる神様。
『最高位の女神イシス』1968年 エジプト 青い顔で杖を持つ。デカイ切手だけど、使う用の切手よね？
『知恵の神トト』1998年 キャラデザ化されていて可愛い。
☆古代中東の神様 戦闘が多かったからか、魔物退治の伝承を多くの神が持っている。
『始祖神ハイク』 1997年 アルメニア 弓矢を構える青銅色の男の姿。
『軍神ヴァハグン』1997年アルメニア 前述と同じく青銅色の男。甲冑を着ており、軍神というよりちょっと魔神っぽい。
☆アフリカ 呪術や祭祀、先祖崇拝の為の人形が多く作られる。神や精霊が物に宿るアニミズムの信仰がある。
それでなのか、プリミティブな彫像の写真を使った切手が多かった。
『ドゴン族の精霊』1981年 マリ バンザイをしてるような恰好の像。横向きの写真を使った切手。
『物神（呪物）』1981年 コンゴ ちょっと怖い像・・・。呪物の画像を切手に使って良いんだろうか？
『ゲラ族の物神（呪物）』チャド 足を大きく開いた姿の像。
南アメリカや中央アフリカもプリミティブ。
『創造神ピラコチャ』2008年 ペルー イラストっぽく描かれた天地創造。オッサン（これが創造神なのだろう）が煙草の煙を吐いてるのは、地球を作っているんだな。
『創造神ピラコチャ ティナワク遺跡の太陽の門』1960年 ボリビア ゆるキャラっぽいピラコチャ。
☆南太平洋 ティキは沢山人々に霊力を授ける神。
『ティキ』2003年 フランス領ポリネシア 土偶のような宇宙人のような目がデカいティキ。ティキも実は神ではなく宇宙人なのでは・・・。
『森の神タネ』2010年 ニュージーランド 怖い河童みたいなタネ。
『月の精霊グルグルー』1982年 オーストラリア 茶色の縞が入ったゆるキャラのような虫。丸くてぐるぐるしている。だから、グルグルーなのか？（おそらく違う！）
☆イラン・パキスタン ゾロアスター教。アフラ＝マズダを象徴する火を崇拝するのが特徴。なのでゾロアスター教を拝火教と言ったりもするよね。
『ゾロアスター教を象徴する拝火』1973年 イラン 火を拝む冠を被った神官。他、豊饒の神ミトラや太陽神スーリヤもいた。（切手には像を使っている）
『弥勒菩薩』1985年 イラン バーミヤンの巨大石仏。タリバンが破壊したので、今はもうない・・・。菩薩は壁に埋まってる感じだ。
『釈迦牟尼』1999年 パキスタン シクリ遺跡。あばら骨が浮いた、やけにリアルな釈迦像。釈迦は修行中なのだろう。しかし、お釈迦様を切手に使って良いのだろうか？(^_^;) 罰当たらない？
☆中央アジア。イスラム教が広まる前（7Ｃ〜8Ｃ）は、仏教だった。なので、仏教遺跡も残っている。
『釈迦牟尼 アジナテパ遺跡の巨大な涅槃仏』2008年 スタン地区はほぼ仏教遺跡。
☆インド 躍動感のあるヒンドゥーの神様達。クシュリナ、シヴァ等。戦いの女神ドゥルガーもいるし、釈迦もいる。
『舞踏の神 ナタラジャ』2016年 インド 無数の手が付く輪の中で踊るナタラジャ。
『戦いの神 ドゥルガー』2008年 インド 目玉をひん剥き睨む神。神というより悪魔っぽい・・・。
スリランカは仏教とヒンドゥー教がミックスされている。
ガネーシャがいたり、弥勒菩薩がいたりする。
☆タイの仏様切手
『釈迦牟尼 ワットプラケオの本尊』 タイ 翡翠で作られた仏なので緑の肌。“エメラルド仏”というらしい。色々種類があった。季節ごとに衣替えするらしい。
『神鳥ガルーダ』1976年 タイ 翼を広げて飛ぶ鳥人間。日本の迦楼羅様の元ネタがこれ。
『仏法の守護神ナーガ』1976年 タイ ７つの頭を持つ蛇。
『釈迦牟尼』背景が七色に分けてある。何でも、タイでは曜日ごとの守護仏を拝むらしく、仏の背景の色は、その日生まれの人のラッキーカラーらしい。ピンクは火曜生まれ、水色は金曜生まれ、赤は日曜生まれ、緑は水曜生まれ等と決まっている。なので７枚セットの切手。
他には白衣観音や千手観音、夜叉等の切手もあった。他、ガネーシャやブラフマー等のヒンドゥー神の切手もあり、ガネーシャが人気らしい。商売の神様だからか？
タイでは、中国の旧正月の時期、道教などの中国系神様を描いた切手が発行される。多くの中国人がタイで働いているかららしい。財神爺や福禄寿、太歳神等の絵柄の切手である。
☆ラオス
タイと同じように、生まれた曜日の守護仏を拝む風習がある。同じく背景に７色を使った釈迦牟尼の切手があった。でも、ラッキーカラーはラオスとタイで違うらしい。水曜は赤茶、木曜日が緑。このラッキーカラーは誰が決めたんだろう？
『神鳥ガルーダ』1962年 ラオス 火を吐く蛇を捕まえている鳥人間のガルーダ。
ラオスはヒンドゥーの影響も受けている。フィリピンはカトリックだが、土着の神様も信仰しているらしい。
『天気の女神 ナン・メカラ』 1973年 ラオス 光る玉を持ち空を飛ぶ女神。玉は龍玉みたいなものかしら？天気の神様だし。
『マキリン山の精霊 マリア・マキリン』2012年 髪に花飾りをして寝そべる女神。顔が妙にデカイのはわざとなのだろうか？自己主張が激しい神様なのか？
☆カンボジア ９Ｃ〜15Ｃには、ヒンドゥー教と仏教を信仰していた。仏教とヒンドゥー。どちらも信仰する国結構あるんだな。
ヒンドゥーからは、シヴァ、ヴィシュヌ、クシュリナ等。仏教からは、釈迦、観世音等。他、ハヌマーンやガルーダも切手の図案に使われていた。ハヌマーンは１本指立てて「フューチャー！」・・・とは叫んでいないが（笑）、ポーズを取ってて恰好良い。
☆ネパール ヒンドゥーが国教。
『クリマ』1975年 冠を被り着飾った少女の絵。女神ドゥルガーと密教の女神が宿った生き神がこの少女だそうな。多くの条件の中から選ばれた少女を幸運の女神として崇める信仰があるらしい。生き神様を切手の図案にするってのも凄いな・・・。
『破壊の神マハーカーラバイラブ』1971年 悪魔っぽい顔で蛇を体に巻いてる（のかな？）神。『破壊の神スウェタバイラブ』仁王のような怒り顔。バイラブ一門（おい）は、破壊神なんでしょうか？
☆モンゴル チベット仏教 密教強めの仏教。
『閻魔大王』1984年 ブタっ鼻で頭にしゃれこうべの冠をしている。顔が赤い。日本の閻魔も基本顔は赤いよね？何で？邪気を払う色だからかな？
『毘沙門天』1984年 やはり豚鼻。やはり怒り顔。やはり頭にはしゃれこうべ冠。でも、顔の色は金色。日本の仏像とはちょっと違うこれら。タンカの仮面なのだそうな。
他にも、同じような顔で、顔の色は薄緑色の『山の神ドンシ』等もあった。
『勝楽尊』1991年 抱き合う仏。密教の性的な快楽を説く役割がある。これは、歓喜天みたいなものかな？
☆中国 １Ｃに仏教が伝わる。他、道教の思想も生活に密着。
『釈迦牟尼 雲崗石窟の大仏』2006年 中国 薄く微笑む仏。５Ｃの北魏時代に建立した。
『金剛力士 竜門石窟』1993年 中国 ずんぐりむっくりのオッサンっぽい金剛力士。運慶や快慶のような仏像とは全然違って面白い。
『開公』関羽のコト。甲冑をつけて堂々と立つ関羽。民間信仰で鬼将軍として拝まれ、道教で勇神になったんだそうな。
他、チベット密教のタンカの切手が綺麗だった。無量菩薩や白多羅菩薩。カラフルな色使いで細密で綺麗。
『香港の1991年の福神』 禄神と喜神が２等身キャラになっていて可愛い切手だった。
『少年ナーチャ』金太郎のような腹掛けをした男の子。ヒーローポーズで飛んだり、神剣を持ったり。４枚綴りの切手。疫病からマカオを救った少年神。５月18日の生誕祭には祭礼があり、多くの子供がナーチャの恰好をするらしい。
☆日本 仏教や神話の神様が主流。神仏習合の神様達。
『十二支神』 1976年 子〜亥の切手。巳年の1976年からスタート。何故かこのシリーズ、戌年の戌だけないんだそうです。ようは作られなかったらしいんだが・・・何で？浮彫で彫ってある切手。十二神将に見立てた獣頭人身が十二支神。新羅人が生み出した守護神らしい。
『輪王寺の風神雷神』2001年 卓球選手権のポスターの風神・雷神を使った切手。風神・雷神は良く見ると、右手にラケットを持っている。
『広隆寺 弥勒菩薩』1967年 『狩野芳崖が描いたらしい悲母観音』1976年 ほろ穴に座る白衣姿の菩薩。
天兜大神、古事記の神々シリーズ、秀吉や乃木大将、東郷平八郎、明治神宮（明治天皇）まで、様々な神様・・・・神格化されてしまった人達。明治神宮切手には、明治天皇も描かれているが、小さすぎて単眼鏡を使ってもちゃんと確認出来ず(^_^;)。
☆神様親衛隊 神の使いがテーマの切手
まず、エヴァ切手があって吃驚する。私、持ってるし。カヲル君とサキエルがあった。確かに使徒だもんなぁ。
十二使徒を有名な絵で紹介。
ラ・トゥールのトマス。1993年 フランス。ヴァン・ダイクのヨハネ。これはどちらもハンガリー1969年のもの。ペレダの聖ペトロ。1992年 グレナディー諸島。天使がペトロに指示を出している。
『十二使徒』1969年 チャド ユダの代わりに晩餐会に行っていないパウロが描かれている。12使徒なので12枚綴りの切手。裏切者とはいえ、ユダちょっと可哀想だな・・・。
他、神の使いとして、スフィンクス、ペガサス、ユニコーン、白虎、玄武、麒麟、羅漢等もいる。
『シンハ』1998年 タイ 尻尾がネズミっぽい馬。悪魔を祓い、幸運を呼び込む霊獣らしい。
他には、手塚治虫の火の鳥切手もあった。
☆キリスト教二十面相 キリストのショット色々である、まぁ、多い事多い事。世界宗教スゲエな！である。
『グレコのキリスト』 マイナルディの幼児キリスト カノのキリストは、十字架から下されたキリストを天使が抱きかかえるシーン。
『カラヴァッジョのエマオの晩餐』の切手もあった。1968年 パラグアイ
『聖顔』1998年 イタリア トリノ聖堂が保管している聖骸布が元ネタ。処刑向かうキリストの顔をヴェロニカがぬぐうと布に顔が転写したという聖書の話。しかし、聖顔を切手にして良いのだろうか？(^_^;) スタンプ押されちゃうのに・・・って思った。
1996年のブラジルでも同じような図案の切手が作られていた。
☆メッカ カーバ神殿の物が多数あった。巡礼者を描いた物も多数。ヨルダン、クウェート、アラブ、カタール、イラン等が切手を出していた国。
『カーバ神殿とエルサレム岩のドーム』1975年 ヨルダン 地球に三日月を合わせたデザインで、これも恰好良い。
『聖なる黒石』1998年 1998年 サウジアラビア この黒石にムハンマドが接吻した
という伝説があるらしい。30�僂曚匹寮个蕕靴ぁ�
他にも、パワースポット特集として神社切手特集や、世界の聖地特集もありました。靖国神社の切手もあるんだね。1944年の靖国創祀75周年の時の切手らしい。他、厳島神社や春日大社、太宰府天満宮等もあった。世界の聖地特集の方は、モン・サンミッシェルやバチカン市国、サン・ピエトロ大聖堂（６綴りだった）、アンコールワット等の遺跡もあり。
お土産は切手色々。この博物館、手紙、切手好きは散財します。だって、お土産買うところ３か所あるんだもん！
まず、展示会場内に、スーベニールコーナーがある。これは、入場料を払わないと観られない。企画展に連動したお土産の切手を売ってる。
私も結構買ってしまった。
タイの仏様（僧侶）の切手はエンボス加工になっているので、触るとボコボコする。キリスト&マリアのイコンは南アフリカの物。ブータンの仮面の切手はなんとホログラムになっている。ちょっと玩具切手っぽいけど、当然玩具切手ではなく、実際使える（使っていた）切手である。
季節柄、クリスマス仕様のキリスト教切手も多かった。カラヴァッジョのもあったケド、買えば良かったかなぁ。６枚セットの中の２枚がカラヴァッジョだった。
あと、切手の博物館特製葉書も買った。
おみくじも引いた。図書館で、おみくじの紙が貰える。私は『食うに困らず』だった。
無料コーナーの方にミュージアムショップがあり、ここでは、輸入物のディズニーのクリスマス切手を買った。これで、クリスマスカードを作ります。アリスを探したんだケド、なかったなぁ。
その先に更にテナントが入っていて、そこでも切手を買ってしまう。友が昔の10円切手を貼って葉書を出していて、これがお洒落で真似してえ！と思って10円切手を探すも、額面切手（プレミアが付かない額面通りの値段の切手）になかなかない！お店のマダムに訊いたら、「10円切手、結構入れてるケド、お土産に手頃な値段の為、買っていく人が多いのでなくなる」らしい。やっと１セット、切手の山の中から見つける。マダムも一緒に探してくれた。マダム有難う。
３か所で切手買ってりゃ、そりゃ散財するよなぁ〜・・・。別に３か全部で買わなくても良いんですが、置いてある切手が微妙〜に違うんだよ。商売上手め！
世界の神様大集合は12月28日までやっています。
切手好きな方、世界の神様に会いたい方、美術好きも楽しめると思う。単眼鏡は必須ですが、どうやら、ルーペの貸し出しもあるらしい。切手、小さいもんね。
チケットは毎度お馴染み新聞屋さんからの貰い物。新聞屋さんいつもいつも有難う。
切手の博物館を飾る物達。
切手の博物館前にあるポスト。梅図かずおの「グワシ！」仕様。
内装が、クリスマス&鳥居。展示室内には、切手おみくじなる物もあった。
世界の神様大集合の公式ＨＰ↓
https:/
今回のテーマは世界の神様大集合。世界80ヵ国。800点ほどの切手が観られる。まぁ〜、面白い。因みに、私はこの博物館、開館から閉館までずっといられる自信があります。それくらい楽しい。図書館もあるよ。
まず、最初に世界の神様の概要が切手で紹介してあった。「こんなのやりますよ〜」みたいな導入部分。神殿遺跡コーナーでは、『パルミラの遺跡のベル神殿 古代ローマ』（1968年 シリア）に、グッとくる。今、ＩＳに破壊されてパルミラの神殿ないんだよね・・・。
『ミケランジェロの天地創造』の切手。1975年 ハンガリー。デカイ切手なんだよ・・・これ、1枚切手だよね？使いにくくない？（記念切手なのかな？）
6枚セットの『バレンケ遺跡の神殿 古代マヤ』（2008年 メキシコ）も恰好良かった。鳥の顔した神様やら、角生えた神様やら、古代マヤの神様面白い。
キリスト像の切手は流石に多いなぁ〜。
自然崇拝の神様も結構いる。
『太平洋の火山の女神』（1997年 パラオ） 色んな火山の擬人化切手。日本のもあって、富士山の擬人化なのだが、日本髪を結った女性で、所謂神様っぽくはない(^_^;)。他は比較的神様っぽい容姿なのに、何故日本だけこれ？（笑 日本のイメージがコレだったんだな）
その横に、1997年 ミクロネシアの『海の神様』もあった。これもは太平洋の海の神様の切手。乙姫様もいるのだが、こっちは、白いロングドレス姿で何故か西洋風なんだ(^_^;)。乙姫様って、普通は古代の朝鮮の服っぽいの着てるよね？
『観音様を拝む人々』2009年 中国マカオ やたらポップな絵柄のイラスト。切手部分が、おばあちゃんが手を合わせてる絵の部分なのは何故なのだろう？若者が描かれた部分もあったのに。
他はギリシャ神話の切手等っもあった。
☆天地創造特集
『天地創造』 1965年 イスラエル デザイン的で恰好良い切手だった。6枚セット。太陽ぐるぐる文様が何か恰好良いぞ。
『泥から人間を作る女媧』1987年 中国 手に泥人形を持って寝そべる女。同じモティーフが台湾の切手にもあった。どちらも足は木の根のようになっている。地母神っていうか、土の神様なのかな？と。
『島を釣り上げる神のマウニ』 1994年 ニュージーランド 島に紐が付いており、それを引っ張る裸の男。豪快である。印度の神様も、山だか運んだってあったよね・・・。
『ラーマ王子のラーマヤナ物語』1973年 タイ ヒンドゥー教の聖典のラーマヤナ。何で、タイ？タイって仏教国だよね？ヒンドゥーの影響が残る仏教なのかな？細かい絵で綺麗だった。天界の裁判等、人がミリ単位で描かれてる。
☆北欧神話コーナー 北欧神話。日本人にはゲームやアニメの題材で馴染み深いよね。宇宙の混沌から善なる神と悪の始祖が生まれ、お互い相対するコトで生物と人間が誕生。その後、戦争で宇宙が崩壊して混沌に戻る。これを繰り返す。これが北欧神話の概要。
『ポリュパス』 2003年 デンマーク領フェロー諸島 北欧神話を予言形式で構成した物語。女予言者ハイド、宇宙の始まり、戦争の女神ワルキューレ等、10枚綴りになってる切手。アニメキャラっぽいイラストなのは、日本のイメージの逆輸入かな？ってちょっと思った（笑）。
他の色んな神様。釈迦の誕生（1978年 タイ）スペインの聖書の物語等もあった。そして、落語の神様五代目志ん生（1999年 日本）や、漫画の神様手塚治虫（1997年 日本） レゲエの神様ボブ・マーリー（1996年 ジャマイカ） 野球の神様ベーブ・ルース（1983年 アメリカ）等、結構無理矢理じゃねえか？というのもある（笑）。
☆神との遭遇 ようは、クリスマスやイースター等の儀式やお祭りがテーマの切手。
『ディーバパリ』 2008年 インド ランプと炎が描かれている。ヒンドゥー教の正月（10月か11月）で、女神ラクシュミを光で祝うらしい。だから、炎が描いてあるのか。
ブータンはモンゴル密教の要素が強い。『チベット仏教チャム（仮面）』1985年 ブータン。様々な異形の仮面が並ぶ。9枚セットの切手らしい。冥界の王は、赤い顔で閻魔っぽい。白塗りの剽軽な面は死者の善行を教える白い神。緑の顔色でギョロ目で歯が剥き出しの仮面は、死者の悪行を教える悪魔。確かにいかにも悪魔っぽい。モンゴルにも似たような切手があった。
『ラーマキエンの舞踏 白猿ハヌマーン』2005年 タイ 白い猿の神。イキったポーズ。確か、孫悟空のモデルじゃなかったかな？
他には、日本の雅楽やお祭りの切手も。御神輿のやつは、私も持ってた。アメリカ統治下の1969年、70年の沖縄の切手もあった。沖縄の民俗行事を描いた切手。
☆神様美術館（女神さま特集）
このコーナーは美麗です。ミロのヴィーナス、パラグアイのボッティチェリのヴィーナスの誕生、ハンガリーのティツィアーノのフローラ、パラグアイのコレッジョのレダと白鳥、ニカラグアイのドラクロアの民衆を導く自由の女神。民衆を〜は、1998年に日本でも切手を出していた。
『鈴木春信の雨夜の宮』（2001年 アンチグア バーブーダ）があって、裾がめくれて綺麗な足をチラ見せする美女が、鳥居の前で提灯持ってる絵なのだが、「何でこれが神様？」と思ったら、この美女は蟻通明神の化身なんだそうです。しかし、日本ではなくバーブーダの切手ってのか何かジワる（笑）。
☆ここから暫く、“神の名は”というコーナーが続く。
ギリシャの神々。アポロン、アルテミス、ゼウス等。アテナの彫像を使った1968年ギリシャの切手が恰好良い。闘いの神様だね。
古代ローマやスラブ民族、さっきも出て来たが、北法神話の神様
『植物と酒の神クレント』2010年 フランス 鳥のような仮面と天狗のように鼻の長い仮面。カーニバルでのクレントの仮装らしい。
『海と風の神ニョルズ』2004年 ノルウェー 銛を手に立つ白い衣装の男。
『美の女神ルオンノタール』2004年 フィンランド やたら耽美でセクシーな裸体の美女。これ、切手だよね？この切手を人に出すのは勇気がいるような・・・。それとも北欧は普通のなのか？
☆エジプトの様々な物質や生き物を神格化した神様
『死者を守護する女神セルケト』1999年 エジプト 頭上に鳩（かな？）が乗ってる神様。
『最高位の女神イシス』1968年 エジプト 青い顔で杖を持つ。デカイ切手だけど、使う用の切手よね？
『知恵の神トト』1998年 キャラデザ化されていて可愛い。
☆古代中東の神様 戦闘が多かったからか、魔物退治の伝承を多くの神が持っている。
『始祖神ハイク』 1997年 アルメニア 弓矢を構える青銅色の男の姿。
『軍神ヴァハグン』1997年アルメニア 前述と同じく青銅色の男。甲冑を着ており、軍神というよりちょっと魔神っぽい。
☆アフリカ 呪術や祭祀、先祖崇拝の為の人形が多く作られる。神や精霊が物に宿るアニミズムの信仰がある。
それでなのか、プリミティブな彫像の写真を使った切手が多かった。
『ドゴン族の精霊』1981年 マリ バンザイをしてるような恰好の像。横向きの写真を使った切手。
『物神（呪物）』1981年 コンゴ ちょっと怖い像・・・。呪物の画像を切手に使って良いんだろうか？
『ゲラ族の物神（呪物）』チャド 足を大きく開いた姿の像。
南アメリカや中央アフリカもプリミティブ。
『創造神ピラコチャ』2008年 ペルー イラストっぽく描かれた天地創造。オッサン（これが創造神なのだろう）が煙草の煙を吐いてるのは、地球を作っているんだな。
『創造神ピラコチャ ティナワク遺跡の太陽の門』1960年 ボリビア ゆるキャラっぽいピラコチャ。
☆南太平洋 ティキは沢山人々に霊力を授ける神。
『ティキ』2003年 フランス領ポリネシア 土偶のような宇宙人のような目がデカいティキ。ティキも実は神ではなく宇宙人なのでは・・・。
『森の神タネ』2010年 ニュージーランド 怖い河童みたいなタネ。
『月の精霊グルグルー』1982年 オーストラリア 茶色の縞が入ったゆるキャラのような虫。丸くてぐるぐるしている。だから、グルグルーなのか？（おそらく違う！）
☆イラン・パキスタン ゾロアスター教。アフラ＝マズダを象徴する火を崇拝するのが特徴。なのでゾロアスター教を拝火教と言ったりもするよね。
『ゾロアスター教を象徴する拝火』1973年 イラン 火を拝む冠を被った神官。他、豊饒の神ミトラや太陽神スーリヤもいた。（切手には像を使っている）
『弥勒菩薩』1985年 イラン バーミヤンの巨大石仏。タリバンが破壊したので、今はもうない・・・。菩薩は壁に埋まってる感じだ。
『釈迦牟尼』1999年 パキスタン シクリ遺跡。あばら骨が浮いた、やけにリアルな釈迦像。釈迦は修行中なのだろう。しかし、お釈迦様を切手に使って良いのだろうか？(^_^;) 罰当たらない？
☆中央アジア。イスラム教が広まる前（7Ｃ〜8Ｃ）は、仏教だった。なので、仏教遺跡も残っている。
『釈迦牟尼 アジナテパ遺跡の巨大な涅槃仏』2008年 スタン地区はほぼ仏教遺跡。
☆インド 躍動感のあるヒンドゥーの神様達。クシュリナ、シヴァ等。戦いの女神ドゥルガーもいるし、釈迦もいる。
『舞踏の神 ナタラジャ』2016年 インド 無数の手が付く輪の中で踊るナタラジャ。
『戦いの神 ドゥルガー』2008年 インド 目玉をひん剥き睨む神。神というより悪魔っぽい・・・。
スリランカは仏教とヒンドゥー教がミックスされている。
ガネーシャがいたり、弥勒菩薩がいたりする。
☆タイの仏様切手
『釈迦牟尼 ワットプラケオの本尊』 タイ 翡翠で作られた仏なので緑の肌。“エメラルド仏”というらしい。色々種類があった。季節ごとに衣替えするらしい。
『神鳥ガルーダ』1976年 タイ 翼を広げて飛ぶ鳥人間。日本の迦楼羅様の元ネタがこれ。
『仏法の守護神ナーガ』1976年 タイ ７つの頭を持つ蛇。
『釈迦牟尼』背景が七色に分けてある。何でも、タイでは曜日ごとの守護仏を拝むらしく、仏の背景の色は、その日生まれの人のラッキーカラーらしい。ピンクは火曜生まれ、水色は金曜生まれ、赤は日曜生まれ、緑は水曜生まれ等と決まっている。なので７枚セットの切手。
他には白衣観音や千手観音、夜叉等の切手もあった。他、ガネーシャやブラフマー等のヒンドゥー神の切手もあり、ガネーシャが人気らしい。商売の神様だからか？
タイでは、中国の旧正月の時期、道教などの中国系神様を描いた切手が発行される。多くの中国人がタイで働いているかららしい。財神爺や福禄寿、太歳神等の絵柄の切手である。
☆ラオス
タイと同じように、生まれた曜日の守護仏を拝む風習がある。同じく背景に７色を使った釈迦牟尼の切手があった。でも、ラッキーカラーはラオスとタイで違うらしい。水曜は赤茶、木曜日が緑。このラッキーカラーは誰が決めたんだろう？
『神鳥ガルーダ』1962年 ラオス 火を吐く蛇を捕まえている鳥人間のガルーダ。
ラオスはヒンドゥーの影響も受けている。フィリピンはカトリックだが、土着の神様も信仰しているらしい。
『天気の女神 ナン・メカラ』 1973年 ラオス 光る玉を持ち空を飛ぶ女神。玉は龍玉みたいなものかしら？天気の神様だし。
『マキリン山の精霊 マリア・マキリン』2012年 髪に花飾りをして寝そべる女神。顔が妙にデカイのはわざとなのだろうか？自己主張が激しい神様なのか？
☆カンボジア ９Ｃ〜15Ｃには、ヒンドゥー教と仏教を信仰していた。仏教とヒンドゥー。どちらも信仰する国結構あるんだな。
ヒンドゥーからは、シヴァ、ヴィシュヌ、クシュリナ等。仏教からは、釈迦、観世音等。他、ハヌマーンやガルーダも切手の図案に使われていた。ハヌマーンは１本指立てて「フューチャー！」・・・とは叫んでいないが（笑）、ポーズを取ってて恰好良い。
☆ネパール ヒンドゥーが国教。
『クリマ』1975年 冠を被り着飾った少女の絵。女神ドゥルガーと密教の女神が宿った生き神がこの少女だそうな。多くの条件の中から選ばれた少女を幸運の女神として崇める信仰があるらしい。生き神様を切手の図案にするってのも凄いな・・・。
『破壊の神マハーカーラバイラブ』1971年 悪魔っぽい顔で蛇を体に巻いてる（のかな？）神。『破壊の神スウェタバイラブ』仁王のような怒り顔。バイラブ一門（おい）は、破壊神なんでしょうか？
☆モンゴル チベット仏教 密教強めの仏教。
『閻魔大王』1984年 ブタっ鼻で頭にしゃれこうべの冠をしている。顔が赤い。日本の閻魔も基本顔は赤いよね？何で？邪気を払う色だからかな？
『毘沙門天』1984年 やはり豚鼻。やはり怒り顔。やはり頭にはしゃれこうべ冠。でも、顔の色は金色。日本の仏像とはちょっと違うこれら。タンカの仮面なのだそうな。
他にも、同じような顔で、顔の色は薄緑色の『山の神ドンシ』等もあった。
『勝楽尊』1991年 抱き合う仏。密教の性的な快楽を説く役割がある。これは、歓喜天みたいなものかな？
☆中国 １Ｃに仏教が伝わる。他、道教の思想も生活に密着。
『釈迦牟尼 雲崗石窟の大仏』2006年 中国 薄く微笑む仏。５Ｃの北魏時代に建立した。
『金剛力士 竜門石窟』1993年 中国 ずんぐりむっくりのオッサンっぽい金剛力士。運慶や快慶のような仏像とは全然違って面白い。
『開公』関羽のコト。甲冑をつけて堂々と立つ関羽。民間信仰で鬼将軍として拝まれ、道教で勇神になったんだそうな。
他、チベット密教のタンカの切手が綺麗だった。無量菩薩や白多羅菩薩。カラフルな色使いで細密で綺麗。
『香港の1991年の福神』 禄神と喜神が２等身キャラになっていて可愛い切手だった。
『少年ナーチャ』金太郎のような腹掛けをした男の子。ヒーローポーズで飛んだり、神剣を持ったり。４枚綴りの切手。疫病からマカオを救った少年神。５月18日の生誕祭には祭礼があり、多くの子供がナーチャの恰好をするらしい。
☆日本 仏教や神話の神様が主流。神仏習合の神様達。
『十二支神』 1976年 子〜亥の切手。巳年の1976年からスタート。何故かこのシリーズ、戌年の戌だけないんだそうです。ようは作られなかったらしいんだが・・・何で？浮彫で彫ってある切手。十二神将に見立てた獣頭人身が十二支神。新羅人が生み出した守護神らしい。
『輪王寺の風神雷神』2001年 卓球選手権のポスターの風神・雷神を使った切手。風神・雷神は良く見ると、右手にラケットを持っている。
『広隆寺 弥勒菩薩』1967年 『狩野芳崖が描いたらしい悲母観音』1976年 ほろ穴に座る白衣姿の菩薩。
天兜大神、古事記の神々シリーズ、秀吉や乃木大将、東郷平八郎、明治神宮（明治天皇）まで、様々な神様・・・・神格化されてしまった人達。明治神宮切手には、明治天皇も描かれているが、小さすぎて単眼鏡を使ってもちゃんと確認出来ず(^_^;)。
☆神様親衛隊 神の使いがテーマの切手
まず、エヴァ切手があって吃驚する。私、持ってるし。カヲル君とサキエルがあった。確かに使徒だもんなぁ。
十二使徒を有名な絵で紹介。
ラ・トゥールのトマス。1993年 フランス。ヴァン・ダイクのヨハネ。これはどちらもハンガリー1969年のもの。ペレダの聖ペトロ。1992年 グレナディー諸島。天使がペトロに指示を出している。
『十二使徒』1969年 チャド ユダの代わりに晩餐会に行っていないパウロが描かれている。12使徒なので12枚綴りの切手。裏切者とはいえ、ユダちょっと可哀想だな・・・。
他、神の使いとして、スフィンクス、ペガサス、ユニコーン、白虎、玄武、麒麟、羅漢等もいる。
『シンハ』1998年 タイ 尻尾がネズミっぽい馬。悪魔を祓い、幸運を呼び込む霊獣らしい。
他には、手塚治虫の火の鳥切手もあった。
☆キリスト教二十面相 キリストのショット色々である、まぁ、多い事多い事。世界宗教スゲエな！である。
『グレコのキリスト』 マイナルディの幼児キリスト カノのキリストは、十字架から下されたキリストを天使が抱きかかえるシーン。
『カラヴァッジョのエマオの晩餐』の切手もあった。1968年 パラグアイ
『聖顔』1998年 イタリア トリノ聖堂が保管している聖骸布が元ネタ。処刑向かうキリストの顔をヴェロニカがぬぐうと布に顔が転写したという聖書の話。しかし、聖顔を切手にして良いのだろうか？(^_^;) スタンプ押されちゃうのに・・・って思った。
1996年のブラジルでも同じような図案の切手が作られていた。
☆メッカ カーバ神殿の物が多数あった。巡礼者を描いた物も多数。ヨルダン、クウェート、アラブ、カタール、イラン等が切手を出していた国。
『カーバ神殿とエルサレム岩のドーム』1975年 ヨルダン 地球に三日月を合わせたデザインで、これも恰好良い。
『聖なる黒石』1998年 1998年 サウジアラビア この黒石にムハンマドが接吻した
という伝説があるらしい。30�僂曚匹寮个蕕靴ぁ�
他にも、パワースポット特集として神社切手特集や、世界の聖地特集もありました。靖国神社の切手もあるんだね。1944年の靖国創祀75周年の時の切手らしい。他、厳島神社や春日大社、太宰府天満宮等もあった。世界の聖地特集の方は、モン・サンミッシェルやバチカン市国、サン・ピエトロ大聖堂（６綴りだった）、アンコールワット等の遺跡もあり。
お土産は切手色々。この博物館、手紙、切手好きは散財します。だって、お土産買うところ３か所あるんだもん！
まず、展示会場内に、スーベニールコーナーがある。これは、入場料を払わないと観られない。企画展に連動したお土産の切手を売ってる。
私も結構買ってしまった。
タイの仏様（僧侶）の切手はエンボス加工になっているので、触るとボコボコする。キリスト&マリアのイコンは南アフリカの物。ブータンの仮面の切手はなんとホログラムになっている。ちょっと玩具切手っぽいけど、当然玩具切手ではなく、実際使える（使っていた）切手である。
季節柄、クリスマス仕様のキリスト教切手も多かった。カラヴァッジョのもあったケド、買えば良かったかなぁ。６枚セットの中の２枚がカラヴァッジョだった。
あと、切手の博物館特製葉書も買った。
おみくじも引いた。図書館で、おみくじの紙が貰える。私は『食うに困らず』だった。
無料コーナーの方にミュージアムショップがあり、ここでは、輸入物のディズニーのクリスマス切手を買った。これで、クリスマスカードを作ります。アリスを探したんだケド、なかったなぁ。
その先に更にテナントが入っていて、そこでも切手を買ってしまう。友が昔の10円切手を貼って葉書を出していて、これがお洒落で真似してえ！と思って10円切手を探すも、額面切手（プレミアが付かない額面通りの値段の切手）になかなかない！お店のマダムに訊いたら、「10円切手、結構入れてるケド、お土産に手頃な値段の為、買っていく人が多いのでなくなる」らしい。やっと１セット、切手の山の中から見つける。マダムも一緒に探してくれた。マダム有難う。
３か所で切手買ってりゃ、そりゃ散財するよなぁ〜・・・。別に３か全部で買わなくても良いんですが、置いてある切手が微妙〜に違うんだよ。商売上手め！
世界の神様大集合は12月28日までやっています。
切手好きな方、世界の神様に会いたい方、美術好きも楽しめると思う。単眼鏡は必須ですが、どうやら、ルーペの貸し出しもあるらしい。切手、小さいもんね。
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