正義はこころが狭い

　いくら正義の使者だって周りが応援してくれなければ何もできません。貴乃花はそういう勉強ができずに大人になってしまったんでしょうか。貴乃花に次の名言を贈ります。
「正義はこころが狭い］

　貴乃花の対応は正義かもしれませんが彼の正義は敵をいっぱいつくっています。孤高の正義などと言葉はかっこいいのですが，敵をつくって物事がうまく行くことはあまりありません。正義だから必ず報われると貴乃花が考えているとしたらちょっと違うと思います。
　今いちばん厳しい立場に立たされているのは貴ノ岩でしょう。モンゴルの先輩と師匠の両方から挟み撃ちです。モンゴルを捨てて生きていけるわけはないし，師匠に逆らったら相撲人生はありません。そういう貴ノ岩の苦渋（本音）を貴乃花どうも理解できないようです。
　何が正義なんて誰だってわかっています。おそらく日馬富士も白鵬も，そして八角親方も。暴力が正しいなんて誰も思っていません。分かっていてもいろんな状況を考えて行動しているのです。正義を貫かず，丸く収めなければならないことは大人の社会にはたくさんあります。それが分かってないのは貴乃花だけです。


■貴乃花親方、また協力断る＝相撲協会の貴ノ岩聴取
(時事通信社 - 11月25日 19:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=4875433