男子禁制少女マンガの名作『ベルサイユのばら』は、男が読んでも面白いのか?
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小学校上級から中学にかけてリアルで読んでいました。
学生運動家だった作者が20代の時に描いた作品らしく、「革命」というテーマに、身分制度の非合理さや、貴族と平民との経済的格差に対しての提議があって思春期にこの作品に出会えたのは幸運だったと思います。
その後、宝塚の演目の目玉になってしまったせいか、なんか「華やかなラブロマンス」みたいな部分が協調されて、それこそ、おめめキラキラ、オハナが飛び散り、みたいなイメージで捉えられてしまって、なんだかなあ、感がずっとありました。
で、2年くらい前ね、仕事場の休憩室にコミック文庫があって、ホント久々に読み返したんですよ。
面白い!
10代の頃読んだマンガって、今読むと、結構アラが目立ったりするかな、と思ったんですが、んなこと無い。
むしろ、年とってる分、当時より深く読めた気さえします。
オスカルを女にしたのは、貴族でありながら平民側に加わって革命を闘った軍人がいたらしいとい史実を読んだ池田先生が、その人物を描きたい、けれど、当時20代で男の人のことを解らなかった部分も多いし、ましてや軍人なんて…と思って、女性キャラにすれば、少しわかるかもしれない、という理由だったと読んだ記憶があるのですが。
それが見事に成功したのは、作中で「ジェンダー」の問題にも切り込んでいることです。
オスカルは父親に
「もし、私が女として育てられたら、姉上たちのようにドレスやリボンで飾られ、15になるやならずで嫁ぎ、子を産み、子を育てたのでしょうか?」
といったことを尋ねる場面があります。父親がそれを肯定するとオスカルは
「父上、感謝します、このような人生を与えてくださって」
と答えます。
これは当時の、いえ、今でも通じる女性の社会進出という問題です。
また、このコラムに出ている「私の屍を超えていけ」というのは、三部会で平民を締め出したことに対して抗議した平民議員たちを力ずくで追い払おうとした軍に向けた言葉です。
オスカルはまた別の場面でこうもいいます。
「軍隊は国民を守るためのものであって、国民に銃を向けるためのものではありません」と。
漢前、とコラムには書かれていますが。
私も10代の頃に読んでいたときには、オスカルは性を超越したキャラクターだと感じていましたが、今の年になって読むと、オスカルはすんなりと「女性」として読めるんです。
社会が変わってきたからかもしれませんが、男社会で頑張る若い女性として、おばちゃん、エール送りたくなってしまいました(^^ゞ
だらだら描きましたが、未読の男子、いたら是非読んで欲しいです。
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