GODZILLA怪獣惑星・マイティソー バトルロイヤル・ジグソウ ソウレガシー・ブレードランナー2049

■GODZILLA 怪獣惑星
ネタばれすると興醒めな内容なので慎みますが、一つだけ言っておくと次回に続く、で終わります。来年5月に公開だって。早いね！　ゴジラは、ハリウッドのリブート版ゴジラよりもマッシブな体形。で、虚淵らしくゴジラの物理的身体的な考察を掘り下げて、なぜ無敵なのか、どうやって熱線を放ち外部からの攻撃を防御しているのか、など設定を積み上げて、主人公たちのゴジラ攻略作戦へ繋げてゆきます。惜しいと思うのは、この解析部分はすでに終わったイベントとして片づけられてしまい、絶望⇒希望のカタルシスが無いことですね。尺の問題でしょうけど。また、ゴジラ攻略作戦実施そのものも短期決戦で、劇中時間で数日〜数週間かけてじっくり攻めるのかと思ったら半日くらいでクライマックスに……あっさりしてんなあ！　と思ってしまいました。たぶんCGにお金がかかるので尺を伸ばせなかったのではないかと。しかしまあ、後半戦があるということでいくらかこの不満は解消できました。アンギラスとかラドンとかメカゴジラとか、懐かしの怪獣の名前が出てくるのもファンサービスでしょうね、嬉しかったです。5月も観るぞ。

■マイティ・ソー バトルロイヤル
中身はあんまないのですが、尺が長い割にダレずに楽しめました。最新作のアベンジャーズ周辺作品に緑の人が出てこなかったのは、このためだったのか……。ロキもかなり出オチ感の強いおちゃらけキャラになってました。ぜったいアレ盗んだろ？　ところでソーもオーディンみたいに片目になってしまいましたが、これは単なる原作イベントなのか、北欧神話に元ネタがあるのか、どっちなんでしょうね？　ジェフ・ゴールドブラムが志茂田景樹になって登場したのは唖然としました。役割不明の登場人物でしたが、まさかこの先も出てくるのか？　ちなみに原題はTHOR RAGNAROK。バトルロイヤルは特に重要ではないですね。

■ジグソウ ソウ・レガシー
ソウシリーズ初めて観た。いろんな殺人方法があって感心しました。なるほどなー。特に最後に、レーザーカッターで頭を切り裂かれてパックンフラワーみたいになるの、あれは良かったね！　今後もシリーズが続くなら観たいと思います。リアルな痛みの感じられないスプラッタは、やっぱり全く平気だわ……。

■ブレードランナー2049
観ました。ちなみにブレードランナーは観てませんので、あらすじしか知りません。前日にアニメのブレードランナー2022 ブラックアウトを観ておいたのですが、さっぱりわけがわからず。いちおうオリジナルを観てなくても大丈夫という批評家の感想を観て突撃……まあそうね、複雑な話かと思ったけど、最後で全体の構図が分かればさまざまなイベントが理解できます。ついていけないこともない。面白かったか、と言われると微妙ですが……でもデッカートが登場する５分前まで彼のことすっかり忘れて集中してたので、たぶん面白かったんでしょうね。なんというか、画作りが非常に押井守っぽかったです。ハリウッド版攻殻機動隊よりはるかに押井だった。（つまり俺の苦手なタイプ）　これは押井守がそもそもオリジナルのブレードナンナーにインスパイアされてるってことなんですかね？