部下「警部、大変です」
警部「どうした?」
部下「今回は続編を書くつもりがなかったのに、コメントがなかったので解決編を書くことになりました」
警部「な、なんだってー!」
部下「と、いうわけで事件の解決をお願いします」
警部「そ、そうか。わかった。では説明しよう」
・・・
警部「今回注目するのはもちろん被害者が握っていた、ダイイングメッセージである「角将」だ」
部下「しかし、5人の容疑者のなかに「角将」に関する名前の人物はいませんでしたよ」
・王貞治
・キンタロー
・銀シャリ
・桂歌丸
・香取慎吾
警部「被害者が伝えたかったのは、「角将」ではなかったのだよ」
部下「いったいどういうことですか?」
警部「将棋の駒には裏面がある。角将の裏は、「馬」だ」
部下「馬、なるほど、、、しかし警部。馬に関する名前の容疑者もいません」
警部「それはそうだろう。ダイイングメッセージは、名前ではないのだからな」
部下「な、なんだってー!」
警部「被害者は右利きだ。本来なら駒を右手でつかんだだろう」
「しかし、駒を握っていたのは左手。なぜなら左手でつかむ必要があったからだ」
「左手に握られた馬」
「被害者が示していたのは、「左馬」だったのだ」
部下「な、なんですかそれは?」
警部「左馬というのは、馬の字を鏡で写したように左右逆に彫った駒のことだ。縁起物とされている」
「「うま」の逆、「まう」は「舞う」に通じるという意味だからだ」
「つまり犯人は、ダンサーのキンタローだ!」
おわり。
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