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2017年11月07日23:21

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プレイレポート BBT『クルール・ロマンス』

 先週、文化の日。富士見書房が突然TRPGの日宣言してびっくりした人は多かったのではないでしょうか。僕ですか? 前々日くらいに新米さんに誘われてセッション行ってたんでね……“常在戦場”ってヤツかな……。つか、前々から僕もTRPGの日を提唱していたわけで、いやー、時代が僕に追いついちゃったかー!

 寝言は置いておいて、BBTやってきたのでレポります。ウラー!!


■ビーストバインド トリニティ『クルール・ロマンス』

 シナリオ&GMは田中。

 2ヶ月に1度新しいルーツが、すなわちシナリオソースが増えて行くことでおなじみのBBT。そうなるとこっちとしてもシナリオを作りたくなるワケダ。というわけで今回はヴァルキリーをテーマにしたシナリオを作ってみました。

 やっぱ1on1だと要素が滅茶苦茶単純でいいので、あっという間にシナリオが作れていいですね! というわけで、このシナリオが作られるに至った立役者たる新米さんのPC、ヴァルキリーたちによる闘争舞踏に巻き込まれたのはこちらの半魔です。


▼吾妻 優希(アヅマ・ユウキ)/閉す雷 16歳女性
アタッカー/キラーエリート(純血)
エゴ:「特別」がほしい
絆:セレナ=ユージェニー(憧憬)
 セレナ=ユージェニー子飼いの殺し屋。外陣出身で魔法を使うが、魔術刻印移植事故からマジシャンではなく生粋の“魔術師殺し”にして“神殺し”と化した存在。「神も人も特別に見れない」という特異な精神構造を持ち、何者をも心動かさずに殺せる。
 常に「特別」を心より求めるが巡りあえず、世界を救う活劇すら「普通のこと」と片付ける。固有異能“神殺しの雷”すら、魔術回路など瑣末なことで、彼女が秘めた膨大なる空虚の産物なのかも知れない(MPLS文法)。
 PLは先述の通り新米さん。


■雑感

 1on1セッションは神(挨拶)。いや、普通のセッションも神じみて面白いのですが、今回は特に1on1の良さが出たセッションになったなと感じました。これはUL−NOVAをはじめとした軽量シナリオ全般に言えることですが、筋が単純になる分、PCの持ってる物語を大きく時間を取ってやれます。加えて、GMのアドリブも好き勝手できる! これは大きな利点だと思います。

 情報収集でいちいちNPC出してロールプレイ……とかは、滅茶苦茶楽しいんですけどPC5人とかだとさすがに時間を圧迫してしまうため控えめになります(ウチのプレイグループではそういう傾向が強い)。1on1ならそういう心配も要らないワケダ。

 また、今回のシナリオはいわゆる「束モノNPCシナリオ」で、PCの前に次々と強敵が立ちはだかる!という形だったんですが、コレの演出が後半持ってるけど適当になってゲラゲラ笑いながらやってました。この辺りは気心の知れた新米さんだからこそ出来たグダグダかつ楽しいシーンだったと思います。現れる強敵がトラックに変形する巨大ロボ(メタモーファー)で、エクスカリバーと中国拳法を組み合わせた全く新しい武術で襲いかかる、とかは普通のセッションでやったら怒られる気がする(キルデスビジネスとサタスペは除く)。

 因みにこの寝言を適当に持ったヤツの末路は、一発撃っていい気になった次の瞬間、優希の《殺侭終了》でワンパン真の死というものでした。彼はネタキャラが行くという天国へ昇っていったんだ。

 また、前述した通りヴァルキリーをフィーチャーしたシナリオで、ということは“ロマンス”と“勇者”という2大英雄ファクターが絡む仕様でしたが、PCの優希がこの2項目に対して見事にアンチテーゼになってるキャラクターで、面白いケミストリが生まれていました。優希は「特別な戦士」である英雄には興味がないし、「特別な人間」であるロマンスの相手にはその実感を持てない。そしてロマンスの相手自体も、システムの一部としてロマンスを使ってくる。この「ロマンスに対して壊れてる存在二人」が並んでるのは、GMとしてはなかなかエモい光景だなーと痺れながらマスタリングしておりました。

 というわけで、実プレイ時間は2時間程度でしたが大変濃密な時間をすごさせていただきました。お誘いいただいた新米さん、ありがとうございました!!
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