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2017年11月01日22:02

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アメリカ紀行 その11 ケーブルカー博物館

朝のジョギングに次いでこの日2回目のフィッシャーマンズ・ワーフ、さすがにこの時間帯ともなると人出は多くなってきた。そしてケーブルカーHyde Line乗り場に向かう。朝に比べればそこそこ列ができていたがまだましで、15分くらいで乗ることができた。
ケーブルカーの転回の様子。
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この車両に箱乗りしてケーブルカー博物館を目指す。
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ケーブルカー博物館に到着。
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このケーブルカー博物館は「運転所」も兼ねていて、というか「運転所」に博物館を作った、というべきか。入場無料で、館内に入るといきなり大規模な巻き上げ機が目に入る。いわばここがケーブルカーの心臓部である。ここにあるモーターでロープを動かして、ケーブルカーはその動くロープをつかんだり離したりして運行しているのだ。
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以前高野山や六甲山ケーブルカーの駆動部分を見学したことはあるが、ここの方が規模は格段に大きい。
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記念撮影台?
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ケーブルカーから地中を動くロープを掴んだり離したりする装置。
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実物大のケーブルカーボディー
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館内にはサンフランシスコのケーブルカーの歴史が分かるパネルも展示されている。その昔は、サンフランシスコのケーブルカーの運営会社は路線ごとに8つもあったらしい。
1982年から84年まで、大規模な改修工事が行われたよう。
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駆動機械からロープに力が伝わる仕組みや、サンフランシスコのケーブルカーにおけるロープの「区割り」もわかるようになっている図。
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ケーブルカーの操縦の仕組み。地中を動くロープを掴んだり離したりするからくりが分かる。要は地下部分で常に動いているロープを、緩くつかむかしっかりつかむかによって速度を調整しているのだ。離せば停止する。この時は転動防止のためのブレーキを別途かけることになる。これを100%人力でやっているのだから、相当な力仕事だ。先述したが、このような理由からケーブルカーの運転士は「グリップマン」と呼ばれ、屈強な体格の人が多い。
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館内にはミュージアムショップもあって、私も土産や書籍を購入した。

ケーブルカー博物館を後にしてPowell St.を目指す。
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対向ケーブルカーに箱乗りしてる人たちとも手を振り合ったりハイタッチしたりも。箱乗りから落ちるのは「自己責任」。こういう点に変に過保護な日本ではこのスリルは絶対に味わえない。
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終点のPowell.St が近づいてきた。
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そしてPowell St.に到着。もう昼時だが、この行列を見てぞっとした。これなら最後尾1時間以上待たされるのは間違いない。サンフランシスコのケーブルカーに乗るときは、くれぐれも乗る路線、乗る場所、乗る時間帯を考えないととんでもないロスを食らってしまう。乗れば楽しいし他所では味わえない経験になるのだから、くれぐれもその辺のことをよく考えて有効に活用したいものだ。
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この後ブルーボトルのカフェで軽く昼食をとり、午後の部、Amtrak乗車に向かいます。
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