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2017年10月28日11:39

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赤羊の竜ヶ岳と黄葉の静ヶ岳

10月26日

全国的に台風一過の快晴予報!どこに行こうか・・・
大峰や台高の山は途中の林道が崩れていないか心配だ。
交通機関の無難な鈴鹿の山に行こう。
レコを見ると、竜ヶ岳で赤い羊が群れているようだ。
ということで、竜ヶ岳に行くことにする。

宇賀渓の駐車場に7時40分に着く。4時間半かかった。
早速駐車場料金を徴収しに来た。
「今日は途中の橋が流されて遠足尾根か表道しか通れません。」
予定では金山尾根を登り遠足尾根を下るはずだったが、遠足尾根の往復にする。時間があったら途中から静ヶ岳にも行こう。

初めは植林の中の急登だ。
途中の岩山展望台に着くと、竜ヶ岳とそれに続く遠足尾根の気持ちのいい稜線が見える。

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もう一息登る。
紫色の花が咲いている。トリカブトかと思ったが、後からカワチブシという花だと知った。

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遠足尾根、誰が名づけたのか知らないが本当に気持ちのいい稜線だ。
なだらかな笹原の中の道を歩く。
アセビは赤い実になっていた。

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赤いシロヤシオが現れた。今日最初の羊ちゃんだ。

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緩やかなピークを越えると、赤い羊の群れが現れた。
だが、台風で葉が散ったり枯れたりしたのだろう、きれいに紅葉している木は少なかった。
それでも笹原にポコポコ羊が遊んでいるように見えるこの風景は好きだ。

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山頂に着く。

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遠く目を凝らす。

雲か雪か・・・
雪だ!
御嶽山だ!!

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その左は乗鞍岳だ!!!

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さらに藤原岳の奥には白山も見える!!!!

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望遠レンズを持って来て良かった!!!!!

360度の眺望を満喫する。
北にすぐ見えるのは静ヶ岳だ。

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木が生い茂った山だ。展望は期待できないかな。
少し下った分岐から静ヶ岳に向かう。

途中に池がある。
大雨で水かさが増したのだろう。何本かの木がまるで池に生えているようだった。
それらの木は枯れていた。

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黄葉が綺麗だ。
光を浴びて輝いている。

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静ヶ岳に着く。
静かな私にふさわしい山かしら?

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展望は良くないが、先ほどまでいた竜ヶ岳はよく見えた。

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一人の男性が登って来た。
途中で会った4人組の一人だった。道の下でシートを広げて宴会をしているようだった。
「1時間で戻るからと言って一人で登って来たんです。みんなは体にあっちこっちいろいろ抱えているから来ないんですよ。」
名古屋からきたというその男性は鈴鹿の山をよく知っているようだった。

遠足尾根に戻り下り始める。

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すると二人組の女性に追いついた。
「今日会うのは3回目ですね。」
朝登りで彼女らを追い越した。竜ヶ岳からの下りで登って来た彼女らとすれ違っていたのだ。
静ヶ岳を往復してきたと言ったら、「速いですね!」と言った。
彼女らはまだ初心者らしい。

駐車場に戻る。
1時間の休憩を入れて8時間ほどの山歩きだった。
赤い羊の群れている竜ヶ岳と黄葉が綺麗で静かな静ヶ岳。
隣なのに、全く雰囲気の違う山だった。
竜ヶ岳だけではちょっと物足りなかったが、様相の違う静ヶ岳も登ったことでより味わい深い山歩きになった。

帰りに朝明渓谷にある「三休の湯」に行く。

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前々から行きたいと思っていたが、いつもは土日祝日だけの営業の温泉だ。
だが、たまたま見たFBでこの日営業していると知ったのだ。
カフェと温泉という面白い組み合わせの温泉だ。
3年前から若い夫婦が引き継いだそうだ。
ご夫婦、居合わせた友人の女性とのおしゃべりは楽しかった。

「さて、まだまだ4時間以上運転して帰らなくちゃ。また機会があったら来ますね。」

外に出る。
車に乗ろうとすると奥さんが「これ、ドーナッツです。運転頑張ってください。」
と串に刺したドーナッツを渡してくれた。

温かなドーナッツが余韻を添えてくれた山旅になった。


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