深夜番組で映画「シェーン」を取り上げていた。
この作品を鑑賞したのはずっと昔。
西部劇をあまり好まない自分としては
感激度は今一つ。
果たして不朽の名作なのかと思った。。
ラストの「シェーン、カムバック」と
少年の両親とシェーンの友人関係は印象に残った。
解説によると
「シェーン」は各場面に細かな演出が工夫されていて
観客を引き込むのだとか。
改めて「シェーン」をウィキペディアで調べると
「シェーン死亡説」が浮上した。
ラストで馬に乗ったシェーンが
少年ジョーイの呼びかけに全く応じないのは
�〃萋�の撃ち合い中、シェーンが撃たれていること。
�▲献隋璽い良�死の叫びにまったく反応しなかったこと。
�Ａ�り去ったシェーンの片手が力なく伸びていること。
⓸ラストシーンでシェーンがいる場所が墓場であること。
などの諸説があった。
でも
自分なりの記憶をたどってみると
どれも違っている。
流れ者のシェーンがたどりついた土地で
敵を倒したからには人々の英雄でもあり
農家の夫婦にも歓迎され
その息子にも懐かれ
放浪の彼もこの土地で落ち着いてもいいはずだが・・・
なぜシェーンは去っていったのだろうか。
気ままなさすらいが性分に合っているから・・・？
いえいえ、それだけが理由でしょうか。
自分の記憶を絞ってみました。
シェーンは農家の妻マリアンを心から好きになってしまった。
そして彼女もシェーンに心を惹かれてしまいました。
それを二人とも口に出せません。
農家の主人ジョーは二人の気持ちに気づいているが
シェーンに対する友情から
自分を抑えています。
シェーンは彼らの幸せな家庭を壊すことはできません。
マリアンへの想いを断ち切るため
そしてジョーと少年の友情を裏切らないため
少年の呼びかけがこだましても
決して振り向くこともなく
黙って去っていったのでしょう。
自分も改めてこの深い恋愛ドラマに気づきました。
その解釈を確かめるためにも
再鑑賞の機会があればと思います。
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