「モグラ漫遊記」第三十二部〜岡山死の行軍編〜

第一話「出発まで」

９月３０日に、モグラの掲示板にエヌ先生から業務連絡がありました。

エ：「旧体育の日からその翌日にかけて、懐かしの、第一回個別オフの地、岡山での仕事、決定。ご検討賜ること、可能でしょうか。」
モ：「ビジネスインセントラル取りますた」

モグラの決定は瞬時に行われました。何しろ今年は一度も「オフ会」に参加していないのです。
欲求不満の塊の前にこんなエサを投げるなんて、バイキンのアッホー（爆）！

因みに「懐かしの、第一回個別オフの地、岡山」の説明を少ししておきましょう。

モグラが初めて「オフ会」に参加したのは１５年前。平成１４年の９月になります。

場所は、大阪の天保山。
当時、もっちーが乗っていた護衛艦しらねに体験乗艦できるということで集まろうという話になったのでした。

この時の参加メンバーは、年齢順に、たぬき、鮎太郎、おおかみ、モグラ、河内屋蒼湖堂、エヌ、もっちー、摂津の大統領（大学生）の８名。

この内、（多分）フィリピンの土となった（笑）鮎太郎と、大学を卒業した大統領閣下以外の魑魅魍魎は今でも親交があります。
割と飽きないモノですね（笑）。

この時モグラは、集まってくるメンバーの人相を見て、「怖い。逃げよう」とマジで思ったものですが、ヤケクソで最後まで付き合いました。

で、その際にエヌ先生から、「二ヵ月後の１１月に仕事で岡山に行くんだけど、二人だけでオフ会する？」と訊かれたのです。

正直“二人だけ”というのは、当時のモグラにとって非常にハードルが高かったのですが、ここで背中を見せるわけにはいかないと思い、「やろうじゃないか」と応えたのでした。

ええ、売り言葉に買い言葉です（爆）。

幸いオフ会は穏当に済み、その５年後にも二人は岡山で会っています。
つまり、モグラとエヌにとって今回は１０年振り３回目の「岡山オフ」となるのでした。

前振りが長くなりました。

場所が岡山で待ち合わせが１８時なので、そんなに焦って行く必要はありません。

１０月１０日。旧体育の日の朝、モグラはいつもよりゆっくり目の７時過ぎに愛車ミラちゃんのキーを捻ったのでした。

続く