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2017年10月11日18:36

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紅葉の越後の山旅ー2 中ノ岳

10月5日

5日の朝もガスが立ち込めてご来光は望めなかった。
だが、日も射してこれからの天気に期待が持てた。

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歩きだすと時々ガスが晴れた。

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登りとも下りともつかないようななだらかな稜線を歩く。
すると、碑が建っている。
「利根川水源」の碑だ。

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だが、そこには水は流れていなかった。
そういえば私は今まで黒部川源流と千曲川源流に行ったことがあるな。どちらも沢が流れていたが。
その先に大水上山の山頂があった。

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今では歩くことはできないが、昔はここから平ヶ岳まで縦走できたのだ。
稜線の先を目で追った。

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兎岳に向かう。
兎岳へはやっと登りらしくなる。
兎岳には霧氷がついていた。少し雪も残っていた。
やはりかなり冷え込んだのだろう。

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兎岳から少し荒沢岳への稜線を歩いた。
池塘があり、草紅葉も綺麗だった。
紅葉が綺麗なところまでと決めて戻った。

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兎岳に戻ると、荒沢岳から越後駒まで1日で歩くという人に出会った。
昨日から登り出して初めて会った人だった。

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「午後から晴れる予報ですよ。」とその人が言った通り、兎岳を過ぎると晴れて来た。
中ノ岳の雲が取れてきた。

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中ノ岳山頂に着く。

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それまで見えなかった八海山が大きく見えた。越後駒も近づいてきた。
燧ヶ岳、平ヶ岳、至仏山、武尊山も近い。
6月に登った浅草岳も見える。

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途中まで行った荒沢岳はいい形だ。。

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遠くには富士山が見えてびっくりした。
妙高火打の左は白馬岳あたりだろう。そこから左に北アルプスが続く。
槍穂も見えた。
素晴らしい360度の眺めだった。

丹後山から歩いてきた稜線もよく見える。
なんともなだらかな稜線だ。

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しばらく景色を楽しんでから中ノ岳避難小屋に向かった。

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山頂直下の中ノ岳避難小屋に着く。
9月下旬に行った人の話では、中ノ岳避難小屋の水はポリタンクに一杯あると聞いていたが、空だった。誰かがコックを閉め忘れたのだろうか。
あてにしていたので不安になった。2リットル以上はあるから足りるとは思うが。

さらに一杯のガスボンベを持ってきたつもりだったのが、半分くらいのボンベだったので、こちらも不安になった。
無駄にはできない。
隅に残っていた雪をコッヘルに入れて日向でかき回しながら溶かした。ペットボトル半分くらいになった。

その日の中ノ岳避難小屋は埼玉から来たという若い男性と二人だった。
山の話に花が咲く。
私が翌日タクシーを呼んで六日町まで出るつもりだと言うと、時間が合えば送ってあげますよと言われた。
ありがたいが、下りの苦手な私、迷惑ではないだろうか。

小屋の窓から綺麗な夕焼け空が見えた。

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10月6日

埼玉の男性より少し早く小屋を出た。
高曇りで御来光は見えなかったが、相変わらず素晴らしい眺望だった。

富士山は昨日よりくっきりと見えた。その右は南アルプスだろうか。

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北アルプスもよく見える。

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ゆっくりしたいがそうもいかない。
できたら車に乗せてもらいたいという気持から私としてはハイペースで下った。

池塘に出た。
このあたりは生姜畑と言われている。
草の感じが生姜に似ているということで名付けられたのだろうか。

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五合目で追いつかれたが、男性より先に下り出した。
二合目で追いつかれた時に「すみません、後少し頑張るので車で送ってもらえませんか。」と頼むと、
「いいですよ。ゆっくり下ってください。僕も後からゆっくり下りますから。」と言ってくれた。
多分それまでも私に追いつかないようにゆっくり下ってくれたのだろうと思うとありがたかった。

十字峡登山センターに着く。なんとコースタイムで5時間以上かかるところを休憩を入れても4時間で下っていた。
下りが苦手な私だが、相当頑張りました!
水も余ったのでほっとした。

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ということで、六日町の温泉からさらに越後湯沢駅まで送っていただいた。
ありがとうございました。
車代を払おうとしたが、お土産にしてくださいと言われた。
越後湯沢駅では、ランチの海鮮丼900円を食べた。
もちろん八海山も!

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駅には利き酒コーナーもあって楽しめた。

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日本酒四合瓶を2本買って帰った。
もしかしたら、行きより重くなったかも・・・

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去年から1年間温めていた山旅、いろいろな天気の変化を楽しみ、紅葉に霧氷まで見られ、素敵な出会いもあり、大感謝です。

しかし、急な道を速足で下ったので、帰ってから太ももの筋肉痛が大変だ。
こういうのを年寄りの冷や水というのだろうか・・・

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