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2017年10月11日18:05
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高川山＆むすび山 登山記��
9月9日、単独行で、秀麗富岳十二景11番にして山梨百名山の「高川山」に登って来ました。
この山は、短距離、短時間で登れる山なので、いずれ初級者を連れて登ろうと思いつつ、そんな山仲間も増えぬまま、個人的に久しぶりの登山だったので、今回、リハビリ登山の地として選んだわけなのだが…。
一人登山なので、起きた時間に合わせて適当に出発。出発時、うちの近所の電線に停まって、カラスがセミを捕まえて食べていた。なんか、インドで見たカラスみたい…。
この日の俺は、杖１本仕様。俺のスタンダードは杖２本仕様なのだが、短時間、短距離の低山登山なら、練習を兼ねて１本杖の方が良い。そして、悔しいので、谷川岳で転んだ時に曲がってそのまま（縮まらない）の杖を携えて使用した。リュックの中は食い物、飲み物、地図、小説のみ。最近は、山に行く時の荷物はなるべく軽量化を心掛けている。ていうか、荷物多いと負荷が重い上に、準備が面倒だからなのだが。天気が良好なので、雨具も持って来なかった。
高川山ハイキングにはいくつかのコースがあるが、今回は山頂まで最短で登れるコースの開始駅である、JR中央本線、初狩駅で下りた。
ほぼ10時に初狩駅を出発。アスファルト道路を登って登山口を目指す。途中に水汲み場があった。
登山口には、まるで鬼太郎の妖怪ポストのような登山者数チェックカウンターがあった。１つ分、押して、登山道を登り進める。天気は晴れてて、時期的にまだ暑いが、山道を歩いている最中は木立で直射日光が遮られている。
しばらく登ると、分岐点に到着。初狩駅からの登りは、男坂コース、女坂コース、沢コースの３コースがある。この分岐点で、玉子石ルートを選ぶと男坂＆女坂コースに繋がり、高川山新ルートを選ぶと沢コースに繋がる。
玉子石ルートは最短な分、結構な険しい傾斜である。道を間違えないようにか、鹿の食害避けのためか、低い網が張られていた。
これが玉子石、らしい。
コースは途中で男坂、女坂に分かれた。男は黙って男坂！を選択したところ…急登。死んだ。凄え急登、凄えハード。誰かと一緒なら、話をしながら気を紛らわせて登ることもできるけど、一人山行だと黙ってるしかないし。
山中にて、突然現れた派手な鳥、キジの一種「ヤマドリ」。すぐに逃げて行ったので、全身の撮影はできなかったが、部分的な姿は望遠でギリギリ捉えることができた。
長いこと山に登ってて、野生のヤマドリに遭遇したのは今回が初めて。万葉集にもその名が載っている鳥で、名前は有名だが、野外で出遭うのは何気に稀な鳥、との旨、wikiにも載っている。北アルプスでライチョウに遭遇した時並みにテンション上がった。しんどい登りの最中に、突然こういうボーナストラックがあるから、山は止められない。
山道の傍らではひっそりと、イワツリガネソウ（別名イワシャジン）が薄紫色の花を咲かせていた。
高川山、登頂達成！ 標高976m。距離は短いんだけれど、短距離の標高差516mは、ひたすら急登続きでキツかった…。
しかも、晴れてて暑かったのに、山頂からは、まさかの富士山見えず！ 本当は、この画像の方向に富士山が見えるのだが、秀麗富岳十二景なのに、雲に隠れて全然見えない、って！！ まあ、これも「山の味」だけど。
ただ、快晴だけあり、富士山が見えないこと以外は、山頂からの景色は全般的に美しかった。ガイドブックによれば、意外にもこの高川山には、1980年頃まで登山道がなく、山頂の展望にも恵まれなかったらしい。つまり、この眺望は、人の手による伐採で作ったものである。
頂上の雰囲気は、今年４月に登った、同じく秀麗富岳十二景にして山梨百名山の「本社ヶ丸」に似てる。そして、土曜だけに山頂はハイカーで大混雑。尤も、おかげで頂上碑の記念撮影のシャッターを押してもらう人には困らなかったけど。
また、ハイカーで混雑していた高川山の山頂では、人より多い数のアゲハチョウがひらひらと飛び、雄が雌を追いかけて、秋の産卵に備えていた。トンボも少々、飛んでいる。キアゲハ（画像左）、ナミアゲハ、カラスアゲハ（画像右）の少なくとも３種が山頂上空を飛び交う様は、幻想的ですらあった。
そして、これも山頂で見つけたミヤマフキバッタ、通称ヤマイナゴ。イナゴを見て、「甘露煮にして黒くなったら美味いだろうな」と思う俺は、完全にどうかしているのであろう。
しばらく休憩していたら、山頂から人が捌けたため、２つの山頂碑周囲を撮影。
ちなみに、画像の中央にあるポストには、かつて、この山頂に滞在し、登山者から餌を貰って暮らし、2010年に亡くなった野良犬「ビッキー」についての思い出ノートや写真アルバムが、密閉ビニール袋に収めた状態で入れられていた。密閉していても、ポスト自体は山頂の屋外の野晒らしなので、ノートやアルバムはやっぱり部分的にはカビていたけど。
山頂に、「大月駅までの縦走コース、山頂から160分」との旨の表示がある。３時間弱となると、結構な時間がかかる、つまり、結構な距離なわけだが、まあ、下りだし、と思い、大月駅に向かって下りることとする。
続く。
この山は、短距離、短時間で登れる山なので、いずれ初級者を連れて登ろうと思いつつ、そんな山仲間も増えぬまま、個人的に久しぶりの登山だったので、今回、リハビリ登山の地として選んだわけなのだが…。
一人登山なので、起きた時間に合わせて適当に出発。出発時、うちの近所の電線に停まって、カラスがセミを捕まえて食べていた。なんか、インドで見たカラスみたい…。
この日の俺は、杖１本仕様。俺のスタンダードは杖２本仕様なのだが、短時間、短距離の低山登山なら、練習を兼ねて１本杖の方が良い。そして、悔しいので、谷川岳で転んだ時に曲がってそのまま（縮まらない）の杖を携えて使用した。リュックの中は食い物、飲み物、地図、小説のみ。最近は、山に行く時の荷物はなるべく軽量化を心掛けている。ていうか、荷物多いと負荷が重い上に、準備が面倒だからなのだが。天気が良好なので、雨具も持って来なかった。
高川山ハイキングにはいくつかのコースがあるが、今回は山頂まで最短で登れるコースの開始駅である、JR中央本線、初狩駅で下りた。
ほぼ10時に初狩駅を出発。アスファルト道路を登って登山口を目指す。途中に水汲み場があった。
登山口には、まるで鬼太郎の妖怪ポストのような登山者数チェックカウンターがあった。１つ分、押して、登山道を登り進める。天気は晴れてて、時期的にまだ暑いが、山道を歩いている最中は木立で直射日光が遮られている。
しばらく登ると、分岐点に到着。初狩駅からの登りは、男坂コース、女坂コース、沢コースの３コースがある。この分岐点で、玉子石ルートを選ぶと男坂＆女坂コースに繋がり、高川山新ルートを選ぶと沢コースに繋がる。
玉子石ルートは最短な分、結構な険しい傾斜である。道を間違えないようにか、鹿の食害避けのためか、低い網が張られていた。
これが玉子石、らしい。
コースは途中で男坂、女坂に分かれた。男は黙って男坂！を選択したところ…急登。死んだ。凄え急登、凄えハード。誰かと一緒なら、話をしながら気を紛らわせて登ることもできるけど、一人山行だと黙ってるしかないし。
山中にて、突然現れた派手な鳥、キジの一種「ヤマドリ」。すぐに逃げて行ったので、全身の撮影はできなかったが、部分的な姿は望遠でギリギリ捉えることができた。
長いこと山に登ってて、野生のヤマドリに遭遇したのは今回が初めて。万葉集にもその名が載っている鳥で、名前は有名だが、野外で出遭うのは何気に稀な鳥、との旨、wikiにも載っている。北アルプスでライチョウに遭遇した時並みにテンション上がった。しんどい登りの最中に、突然こういうボーナストラックがあるから、山は止められない。
山道の傍らではひっそりと、イワツリガネソウ（別名イワシャジン）が薄紫色の花を咲かせていた。
高川山、登頂達成！ 標高976m。距離は短いんだけれど、短距離の標高差516mは、ひたすら急登続きでキツかった…。
しかも、晴れてて暑かったのに、山頂からは、まさかの富士山見えず！ 本当は、この画像の方向に富士山が見えるのだが、秀麗富岳十二景なのに、雲に隠れて全然見えない、って！！ まあ、これも「山の味」だけど。
ただ、快晴だけあり、富士山が見えないこと以外は、山頂からの景色は全般的に美しかった。ガイドブックによれば、意外にもこの高川山には、1980年頃まで登山道がなく、山頂の展望にも恵まれなかったらしい。つまり、この眺望は、人の手による伐採で作ったものである。
頂上の雰囲気は、今年４月に登った、同じく秀麗富岳十二景にして山梨百名山の「本社ヶ丸」に似てる。そして、土曜だけに山頂はハイカーで大混雑。尤も、おかげで頂上碑の記念撮影のシャッターを押してもらう人には困らなかったけど。
また、ハイカーで混雑していた高川山の山頂では、人より多い数のアゲハチョウがひらひらと飛び、雄が雌を追いかけて、秋の産卵に備えていた。トンボも少々、飛んでいる。キアゲハ（画像左）、ナミアゲハ、カラスアゲハ（画像右）の少なくとも３種が山頂上空を飛び交う様は、幻想的ですらあった。
そして、これも山頂で見つけたミヤマフキバッタ、通称ヤマイナゴ。イナゴを見て、「甘露煮にして黒くなったら美味いだろうな」と思う俺は、完全にどうかしているのであろう。
しばらく休憩していたら、山頂から人が捌けたため、２つの山頂碑周囲を撮影。
ちなみに、画像の中央にあるポストには、かつて、この山頂に滞在し、登山者から餌を貰って暮らし、2010年に亡くなった野良犬「ビッキー」についての思い出ノートや写真アルバムが、密閉ビニール袋に収めた状態で入れられていた。密閉していても、ポスト自体は山頂の屋外の野晒らしなので、ノートやアルバムはやっぱり部分的にはカビていたけど。
山頂に、「大月駅までの縦走コース、山頂から160分」との旨の表示がある。３時間弱となると、結構な時間がかかる、つまり、結構な距離なわけだが、まあ、下りだし、と思い、大月駅に向かって下りることとする。
続く。
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