mixiユーザー(id:9678194)

2017年10月10日11:34

106 view

「人材確保への工夫」に見る危惧

■シニア・主婦の出番! 人材確保へのマック、ファミマの工夫とは?
(AERA dot. - 10月10日 07:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=4805298


人材確保へ「女性が働きやすい職場づくりの競争」はいいと思います。
ただ、この記事で触れてない、現代社会への危惧が2つあります。

一つ目は、多くの人が気になったと思われます。
「マンパワーからマシンパワー」です。
しかし、他の事でも言われる事ですが、マシンに頼ると技術の承継がなされず、技術や文化が廃れてしまう恐れがあります。
現在の人手不足の中、記事にあるように、「元気なシニア」を人材確保の対象としています。
この「元気なシニア」層は、一般的な家事については知識や技術を持っています。
飲食店でいえば、家庭料理を看板にしたような店は「マンパワーからマシンパワー」ではなく、「安心のマンパワー」を標榜した方が人気が出ると思います。そして、日本の家庭料理という文化の承継も出来ると思います。
尤も、記事にあるリンガーハットとしては、積極的に打ち出したい方針ではない、苦肉の策なのかもしれませんが。

もう一つは、女性の在り方です。
「働きたいと思いながらも求職活動をしていない女性」に働く場を提供するための工夫は素晴らしいと思います。
が、それと同時に「専業主婦を希望する女性」が働かなくてはならない現状もあると思うのです。
そこには、正社員1人の給与で一般家庭を養えないという、現代社会の経済構造があるのです。
父親の給与では、両親と子一人の生活が厳しいワーキングプアという社会問題が存在しているのです。
過去を顧みれば、大家族が多く一家に世帯主たる給与所得者が複数いた為、専業主婦が成り立っていた部分もあると思います。


「技術の承継への危惧」と「専業主婦が成り立たないワーキングプア問題」、この記事に語られない2つの社会問題だと思います。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する