Bolt!!

最近のマイブーム。
こいつを聴くとテンションが上って，スカッとする。

バレエ組曲「ボルト」(1931)〜終曲:全員の踊りと大団円(D.ショスタコーヴィチ 1906-75ソ)
ショスタコーヴィチというと，当局からの圧力によって神経をすり減らして寿命を縮めた作曲家・・・というイメージが払拭できないのだが，これなんか間違いなく社会主義リアリズムに基づく作品だろう。
工場労働者や腐敗した官僚，そして工場の機械にボルト(螺子)を入れて機械を壊したという濡れ衣を着せられる共産党員とか出てくるし・・・。

パレエは興行的に大失敗で，何とついこの間まで再演されなかったらしいが，管弦楽曲としての評価は高く，私などこのディミトリ・ヤブロンスキー指揮ロシア国立交響楽団(Naxos)の他に，テオドール・クチャル指揮ウクライナ交響楽団という極めて過激な演奏のCDを持っているくらいだ。
この２つの演奏の最大の違いは，劇的な導入部の後導入されるサキソフォンの長いソロがトロンボーンに取って代わっていることだ。
スコア見ないと分からないが，何れかがオリジナルなのだろう。