去りゆく11月を惜しみつつ，掉尾を飾るべく１曲・・・。 ピアノ協奏曲第１番ニ短調op.15(ブラームス)。 晩秋にはブラームスが似合うことを幾度となく述べてきたが，極めつけを貼ろう・・・。老成した印象のあるブラームスの作品中でも，25歳という疾風怒濤(シ

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物心ついて，こうした音楽を聴き始めた頃から，私はカラヤンという演奏家が大嫌いだった。少なくとも，彼の手にかかるとモーツァルトもベートーヴェンもブラームスも毒々しい歌い回しになり，全部同じに聞こえるような気がした・・・というのは，私の周りにご

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鬱々とした天気と，飲み会明けの若干酒気を孕んだ重い身体・・・。そうした日常の後，今宵もこの曲が心と体に浸み入る・・・。ピアノ四重奏曲第１番ト短調op.25〜第４楽章Rondo alla zingarese(ジプシー風のロンド)-Presto(J.ブラームス〜A.シェーンベルグ編)

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今宵はやはりこれか。うじうじうだうだ・・・，最近の天気のように，すっきりしない隔靴掻痒のもどかしさが完全に私のツボだ・・・。この季節に，本当によく似合う・・・。ピアノ四重奏曲ト短調op.25(J.ブラームス〜A.シェーンベルク編)。19世紀後期ロマン派

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今宵はこれで・・・。このもやもや感，うじうじ感が何とも私のツボだ。雲が低く垂れ込め，決して晴れることのない北国の鉛色の空。若き作曲家の心の傷が如何程のものであったのか，後世の私に知る由も無いが，不安定な心情に同化して，心の琴線に触れることは

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明日の演奏曲目の一つ。"Westside Story"〜selection(L.Bernstein，W.J.Duthoit arr)収録されている曲は，"I feel Pretty"〜"Maria"〜"Something has coming"〜"Tonight"〜"One hand,One heart"〜"Cool"〜”America”主要なナンバーは一通り網羅されている(入

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明後日演奏の一曲。先頃物故された真島俊夫先生による一曲。今を去る18年前，指揮していただいたことが鮮明に思い出される。願わくは97年の課題曲である「五月の風」をやりたかったが，季節柄合わないということか・・・。しかし，標題性ではなく，印象派風の

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素晴らしい。余り知られていないが，名曲である。組曲「冬の篝火(かがりび)」〜第一曲「出発」(S・プロコフィエフ)。ホルンの斉奏による短い序奏によって導入される弦楽による細かいリズムは，汽車の動輪とクランクの動きらしい。何処までも続く白い雪原の真

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今晩譜読みした一曲。フィリップ・スパーク作曲による「メリーゴーランド」。見て聴く分には，かくの如く実に楽しく喜ばしい曲なのだが，演奏する方は，実はとんでもなく大変という代物・・・。何と言っても，あっという間に超特急の如く駆け抜けていくので，

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まさに今が旬の音楽か・・・。バレエ音楽「四季」op.67〜第４場秋(Ａ・グラズノフ)「四季」と題された古今の名曲は幾つか有るが(ヴィバルディの「四季」やハイドンのオラトリオ「四季」，チャイコフスキーのピアノ組曲「四季」等)，このロシアの作曲家グラズ

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はっきり言って，ラフマニノフという作曲家は，然程好きではない。否，言うなれば，あの有名な第２ピアノ協奏曲が嫌いだ・・・と言っても良いかも知れない。かつて，終章大詰めのテーマが壮大に鳴り響く部分を聴いて，感動しない者は居ないだろう・・・みたい

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