横浜に来たのは夕方4時から関内の文化体育館でプロレスリングノアのビッグマッチを観るためなのでした。
久しぶりのノア、前座の注目は、鉄の爪フリッツ・フォン・エリックの実孫、ロス&マーシャルのエリック兄弟。息の合ったダブルドロップキックと伝家の宝刀ブレーンクローでベテラン池田大輔を料理しました。
続いても二代目レスラー、伝説のnWoオリジナル、スコット・ホールの息子のコーディ・ホールが登場。GFWチャンピオンのイーライ・ドレイクに挑戦しましたが、まだまだ力不足。私は期待しています。
まだまだ続く二代目レスラー、メキシコからはガルサJr.が登場。エクトール・ガルサの甥っ子だそうで、同じメキシカンのウルティモ・ニンジャと見応えあるルチャの攻防を披露、館内を大いに沸かせます。
日本の親子レスラーも負けていません。WWE殿堂者、炎の飛竜、藤波辰爾が息子のLEONAを引き連れて登場。横浜文化体育館と言えば1988年に対猪木戦でフルタイムを闘った思い出の地。これまた懐かしい平成維震軍の越中&斉藤相手に元気な姿を見せてくれました。
その他では元新日本ジュニア王者の人気者、田中みのるが相変わらずのグッドシェーブでキレのある技を見せ、アイドルユニットDNAの YO-HEY とMAOが踊り?アメリカンプロレスの新たなブラックパワーを感じさせるムース選手が驚異的な才能を見せつけ、と、とにかくにぎやかな顔ぶれでした。
そして後半の三大タイトルマッチ。Jr.ヘビー級戦は挑戦者の原田大輔が石森太二から自慢のジャーマンスープレックスでベルトを奪取。
タッグ選手権もモハメッド・・ヨネ&クワイェット・ストーム組がくじけない根性ファイトで潮崎豪&小峠篤司の実力者コンビに勝って涙の戴冠。
そしてメインイベント。GHCヘビー級選手権試合。第29代王者エディ・エドワーズが、ノアの絶対エース丸藤正道の挑戦を受ける世界注目の大一番。前半からエルボーとキックを軸に四天王時代を彷彿とさせる展開。方舟の天才の異名そのままに切り返しの妙技を見せつける丸藤とエドワーズのバリエーション豊富なヒザの波状攻撃、コーナー最上段でのスリル満点の攻防。
どこをとっても目が離せない超一級のプロレスでした。最後は26分14秒、エドワーズの荒技ダイハードフロウジョンが炸裂し、初防衛に成功しました。
素晴らしい試合でしたが、何よりも外国人レスラーたちが控え室から総出で試合を見つめる視線が印象的。ノアの未来に光が見えます。
西洋館を歩き、教会で癒され、ノアのリングに熱くなって、充実した秋の休日なのでした。
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