mixiユーザー(id:19500344)

2017年10月01日20:48

331 view

大台ヶ原を満喫

9月30日

前日、大台ヶ原の駐車場で車中泊をした。
大台ヶ原には何回か登ったが、車中泊は初めてだ。
お目当てはご来光。

大台ヶ原は駐車場から3〜40分で山頂に行ける。
道も整備されていて遊歩道のようだ。
暗くても迷うことはない。

山頂に5時半に着く。
今日の日の出は5時42分ころだ。
山頂の展望台にはすでに数人の人がカメラを構えていた。

フォト


素晴らしい朝焼けの空だった。
やがて雲の間から日が昇った。
そっと手を合わせて祈った。

フォト

フォト

フォト

フォト


フォト


反対側の大峰山脈の下には影大台が見えた。

フォト


今日はここから正木嶺を通って尾鷲辻に行き、尾鷲道から地池高、マブシ嶺に行く予定だ。
ところが急にトイレに行きたくなった。
しかたない、トイレのある駐車場に戻った。
駐車場から尾鷲辻に向かった。
30分ほどロスした。

尾鷲辻は普通の東大台の周回コースにあるが、そこから南下する尾鷲道を歩く人は少ない。
だが、最近地元の方によって尾鷲道はかなり整備されたと聞いた。
確かにオレンジのテープ、標識と迷いようのない道になっていた。

フォト


だが、堂倉山の入り口には木に目印が書いてあるだけだ。

フォト


入り口さえわかれば、堂倉山へは簡単に登れた。
問題はここからだ。
まず、地図を見て方向を定めて広い尾根を下る。
目についたテープを追うが、少し下るとその先のテープが見つからなかった。
地図を見てもわからない。
もう一度堂倉山の山頂に戻る。

すると!
一人の男性が登ってきた。
「どちらに行かれるんですか?」
「地池高までです。」
「えっ!私も行こうとしたんですが下り口がわからなくて・・・ご一緒させていただいてもいいですか?」
「いいですよ。」
ということで、そのHさんと一緒に行くことにした。
私、山でのナンパは得意です。(笑)

Hさんは以前反対方向から地池高に登ったことがあるそうだ。
スマホのGPSを見ながら下って行く。
すると、テープが所々にある。
それでもわかりにくい。
やっとはっきりした尾根に乗り、後は問題なく地池高に着いた。

フォト

フォト

フォト


Hさんはいつも日帰りで一人で大峰や台高の山に登っているそうだ。
アルプスや百名山などどうでもいい。
「人にどんな山に登っているのかと聞かれて、奈良の山ばかりだと言うと馬鹿にされるんですよ。でも、僕はこういった探検が好きなんです。」
「一人のほうがマイペースで歩けますからね。静かであまり人がいない山を歩くのが好きなんです。」
それを聞いて、私はできるだけHさんのペースに合わせあまり話をしないで歩いたのだ。

山頂から戻ることになると、
「先を歩いてください。大きく間違えたら言いますから。」
と言ってくださる。
ということで、私が先を歩く。
行く先が見えるので、地図よりは地形を見ながら歩く。時々テープも確かめる。
たまに「こっちですよ。」と修正される。
無事堂倉山に戻れた。

Hさんはここから戻る予定だったがもう少し尾鷲道を歩くと言われた。
尾鷲道は迷いようがないくらいテープがついている。
私は緊張感から解放されておしゃべりしだす。
そこから30分ほどずっとしゃべっていた。

ここでお別れ。
本当にありがとうございました。

フォト


Hさんが戻り、また一人の山歩きになった。
尾鷲道はトラバースについている。
迷いようのない道ばかり歩くのは面白くないので稜線に乗った。
ここもテープはあるが少なくわかりにくい。
時々テープの付いた道を外しながら、地形や地図を見ながら歩く。
地倉山で尾鷲道と合流した。

フォト


マブシ嶺に着く。
コブシ嶺とも言われているが、本来はマブシ嶺らしい。

フォト

フォト


大峰山脈が正面に見える。
その前には又剣山から続く竜口尾根が大台ヶ原に続いている。

フォト

フォト

フォト


反対側には尾鷲の街と海が見える。
この道は尾鷲まで続いている。

フォト

フォト


雲っていた空も晴れて来た。

予定ではここから尾鷲辻に戻り、駐車場に戻る予定だった。
だが、朝より晴れて来た。
もう一度大台ヶ原の山頂に行こう。

行きに通らなかった正木嶺を通って大台ヶ原に行く。

フォト

フォト

フォト

フォト

フォト

フォト

フォト


そうだ、トイレに行ったせいでロス時間があったからHさんと出会えたんだ。
Hさんに会わなかったら地池高には行かなかっただろう。
おおっ!トイレ様様だ!!(笑)

夕方の大台ヶ原は風が強く寒かった。
もうすっかり秋山になっていた。
今年は紅葉も早そうだ。

20日ぶりの山歩き。
季節は大きく前進していた。
山頂からは多分今日歩いた堂倉山から地池高が見えた。
その先の双耳峰はきっと20日前に行った加茂助谷ノ頭だろう。

フォト

フォト


駐車場に戻る。
4時20分。
休憩を入れて11時間以上の山歩き。
山に浸れた満足感でいっぱいだった。

素晴らしい山と人との出会いに感謝!!!


13 24

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する