バチカン奇跡調査官（終）

　最後にこのオチか。ちょっと好きになっちゃった。ネタバレというよりオチバレするぞ。

　奇跡が実在する事を確かめたくて奇跡調査官になった平賀だったが、自身に奇跡が訪れてしまう。相棒のロベルトに「申請するか」と問われて「調査官にいじり回されたくない」と否定する。

　奇跡は実在する。しかし本物の奇跡ならばこそ、バチカンに申請される事はない。何という皮肉な結末！爽快感すら覚えた。
　そのうえで平賀は調査官を続けるのだろうか。気になるラストだった。