また2日ほど日記が空いてしまいました。
一昨日から山梨県に行って来ました。
2014年まで、僕は全国の都道府県で行った事がない所が3ヶ所ありました。
秋田県と山梨県と鳥取県でした。
この内、2014年6月に秋田県には行きました。
残り2県となったのですが、今回山梨県の石和温泉に行かないかと誘われたので、
行く事にした次第です。
山梨県は、40年近く前、新宿から長野県の松本市に行く時に通った事はあるのですが、
実際に足を踏み入れた事はありませんでした。
温泉にもしばらく行っていないので、丁度良いかと思った事もありました。
新宿から特急に乗って石和温泉に行く予定だったのですが、
中央本線で人身事故があって、大幅にダイヤが乱れ、
指定席を取ってあった特急は運休になってしまいました。
しかし、その前の特急が大幅に遅れていたので、ほぼ予定通りの行程で行きました。
甲府駅に下りて、武田神社に行って来ました。
武田神社は、武田信玄が住んでいた躑躅ケ崎館の跡にあります。
武田信玄の生活を偲ぶことが出来ました。
武田神社から甲府駅に戻り、北口広場に藤村記念館がありました。
島崎藤村との関係が分からなかったのですが、
藤村(とうそん)ではなく、藤村(ふじむら)記念館でした。
明治時代に山梨県知事だった、藤村紫朗の記念館で、
国重要文化財に指定されている旧睦沢学校校舎を使用していました。
記念館や甲府駅は、元の甲府城の跡にあります。
その城郭を復元していますが、城郭の近くには甲州夢小路として、
明治・大正・昭和の雰囲気を出した商店街として整備されていました。
古民家を移築したり時の鐘を復元したりしています。
甲府城跡も2か所の門と1か所の櫓が復元されていました。
天守台に上がってみると、甲府市街とそれを取り巻く山々が見えました。
甲府盆地と言いますが、本当に四方が山で囲まれているのが実感できました。
そこから石和温泉に行きました。
石和温泉は山梨県を代表する温泉ですが、
広い面積の中に、温泉旅館が点在している感じでした。
いわゆる温泉街とは違う雰囲気ですね。
しかし、多くの観光客が来ていました。
泊まった宿は、安かったので、施設などは老朽化していました。
しかし温泉は良かったと思います。
3度も風呂に入ってしまいました。
翌日、宿から甲斐善光寺に向かいました。
JRの酒折駅から少し歩いた所にありますが、
その前に、連歌発祥の地と看板が出ていた酒折宮に寄りました。
古事記や日本書記には、ヤマトタケルの東征の際、ここに立ち寄り、
2人で1首の歌を詠んだ事から連歌発祥の地とされているようです。
本居宣長や山縣大弐の碑などもありました。
そして、目指す甲斐善光寺ですが、
武田信玄が、川中島の合戦の折、信濃善光寺の焼失を恐れ、
1558年(永禄元年)、御本尊の善光寺如来をはじめ、
諸仏寺宝類を遷したのが起源とされています。
1796年(寛政8年)に再建された本堂は、見事な造りで、
長野県の善光寺と似た雰囲気がありました。
長野の善光寺と同じく戒壇巡りもありました。
今度は女性の後でと思いましたが、参拝客がほとんどいませんでした。
距離も短かったですが、今回は無事に鍵に触る事が出来ました。
また本堂内には、鳴き龍があり、しっかりと龍の鳴き声を聞いて来ました。
酒折から甲府駅に戻り、山梨県立美術館に行きました。
この美術館は、ミレーの「種まく人」を購入して有名になりましたが、
その後、ミレーをはじめバルビゾン派の画家の作品を収集して来ました。
コロー・クールベ・ロイスダールなどの作品があり良いコレクションだと思いました。
県立美術館近くのほうとうの店で、甲州名物のほうとうを食べて帰って来ました。
2日間雨の予報で、昨日は東京など南岸地域で大雨になったようですが、
2日間、雨に降られずに済んで良かったと思います。
山梨県は、思いの外良い所でした。
甲府市は街づくりが上手く行っているようで、
中心部の城跡をよく活用していると思いました。
他にも行きたかった所がありますので、また出掛けてみたいと思います。
行った事がないのは、鳥取県だけになりましたが、
どうしても全部行こうとの意欲はありません。
何かのタイミングがあれば行くかも知れませんが、
行かぬまま生涯を終わっても、悔いは残らないと思います。
写真を撮って来て、アルバムにアップしましたので、ご覧頂ければ幸いです。
http://photozou.jp/photo/album/2882708
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