「乙女の儚夢」クレジット問題

大島さんが12年前に既に編曲者問題について既に言及していた。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=17878853&owner_id=185767

なので9月20日にキングレコードより再発された「乙女の儚夢」に特化して気になることを。

１．各曲それぞれに「編曲：石塚幸一」とクレジット。
２．「春の調べ」「秋の調べ」　作詞・作曲：あがた森魚、編曲：石塚幸一
３．「曲馬団小屋」　作詞・作曲：あがた森魚、編曲：石塚幸一（挿入曲・美しき天然）


全体の編曲を石塚さんがやってるかどうかはここでは置いておくとして、各曲にいちいち石塚幸一とクレジットされていることが、ちょっと信じがたい。「女の友情」は既存の音源にボーカルをかぶせたものだし、「曲馬団小屋」に至っては、既存の音源そのまんま。（「春の調べ」ももしかすると既存の音源ではないかという気もするけど確証はない。）
「バンドネオンの豹」のように、シエテ・デ・オロの演奏にリズム音源とギターをかぶせた白井良明が編曲者としてクレジットされるのと同様とも言えるが、これだと石塚さんがアイデア出して作っていったみたいなので、違和感たっぷり。

そして「春の調べ」「秋の調べ」の曲自体はSantiago de Murciaの「プレリュードとアレグロ」、「美しき天然」は田中穂積の作曲。これをあがた森魚作曲と記載してしまうのはちょっとまずいと思う。

再発で頑張って詳しく書いたのに却って間違いを誘発してるような感じで残念。