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2017年09月27日00:05

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73式 その6

 さて、目出度く車検も終了した73式ではあるが、矢張りラジエータの漏れは喫緊の課題である。ネットで調べて片っ端から電話してみるが、修理で2万〜。コア交換で3万5千〜+往復送料が平均の様である。そんなに払えるか!もうすこしコッチの経済状況も考えろッ!と、云う訳で先ずは送料を抑えるべく市内の業者に片っ端から電話を掛ける。有名処のラジエータ屋の近所のラジエータ屋が微妙に安かったので後日現物持って行くと伝える。さて、外すか。三菱に問い合わせた所、ラジエータを外すにはフロントマスクを外さなければならないとの返答が来る。え〜、面倒くさい。嫌だ。しかし外さない事には始まらないので嫌々ながら作業を開始する。持参したオスタップに冷却水を抜く。夕方の畑は物凄い蚊の大群に溢れている。虫よけスプレーで準備万端だった筈なのにそれでも刺される。フィラリアになりそう…何が邪魔でフロントマスク外さにゃならんのだ?導風板とファンが邪魔らしい。じゃあ左右のバッテリー架外して導風板のネジ外せば引っこ抜けるんじゃね?早速バッテリ廻りを外す。これなら…短いドライバーを持って来なかった事に気づく。取りに戻るか…面倒だ、フロントマスク外すか。結局外す事になる。嗚呼遠回り。それでも可能な限り手を抜いてラジエータを引っ張り出す。フォト重いな。フォト自宅に持って行って洗う。アッパータンクの合わせ部分が10糎位に亘って割れている。これかぁ。そして翌日。ラジエータ屋に持ち込む。何処そこのジープが…あ、その人知ってます。何処そこにメグロ5台程持っている人が…え?何処?ああ、そこはミゼット(MP5)のパネルバン持ってますよね。と、どうでもいい話で盛り上がる。『兄ちゃん、じゃあ明日迄に修理しとくから。1万円欲しい所だが…8千円でいいや。』素晴らしい!こうしてラジエータ屋を後にする。しかし、こんな所に路地があったのも知らなかったが、その奥にラジエータ屋があったなんて知らなかったよ。そして翌日。最近お気に入りの一袋78円のお煎餅フォトを購入しラジエータ屋に向かう。店主が口を開く前にお煎餅を渡す。そして説明を聞く。『言われた上よりも隠れてた下側の方が大きく割れてた』え、マジ?フォト「アノぅ…お値段は…」お煎餅の袋を見ながらやや悲しそうに『…まぁ、いいわい。8千円で。』よしよし。かなりキッチリと補修され、色も塗ってくれてある。フォト早速持ち帰り誤って塗装されたコーションシール部分をシンナーで拭き取る。気を付けないとシールの文字自体も拭き取ってしまうので程々にして塗装の甘い部分を再度塗装する。そして取り付けである。大抵は取り外しの方が面倒なので簡単に付くだろう…ナニコレ!?ラジエータ取り付け部分のネジ穴が遊びがありボルトが入らない。極めて面倒な状況である。三菱の悪意を感じる。悪態を吐きながら作業。飛来する蚊とも戦いながら漸く取り付けに成功する。フォト…二度とやりたくない。現時点で冷却水が入っていないので冷却水表示札を差し替える。フォトまあ、自分しか動かさないから問題ないんだけどね。そう云えば水温が上がらなかったがサーモスタッドはどうなってるんだ?覗いてみるとオーバーヒートして死んだ訳ではない様なのでサーモスタッドケースを分解してみる。何じゃこりゃ!?こんなの初めて見た!サーモスタッドが割れている。フォトどうなってんの!?…こんな風に壊れるんだ。フォト
フォトいつも気になっている何の役に立っているのか判らないピンもない。しかし、サーモスタッドって意外と高いんだよな。在庫で何とかならんもんか。在庫を出してみる。7個ある内で1個しか近い形が無いってどうよ?しかも微妙に高さが合わない。フォトフォト付けて付かない事はないが、一抹の不安を抱えて走るよりも部品が出るなら純正品の方がいいな。車検証を持って三菱の部販に注文に行く。高っ!ガスケットは再利用するからサーモだけで良いよ。『いえ、品番統合でセットしかありません。』何たる事!…出ないよりはマシか。仕方なく注文する。『明日来ますんで〜』何だろう、この敗北感。そして翌日。部品受け取り時に何気なく箱を開けてみる。何じゃこりゃ!?釜型の見た事もないサーモが入っている。しかも開温度も低く、同梱されているガスケットにOリングが余分に多い。「ちげぇぞこれ。」『ええっ!?でも車検証のとおりですとこれしかないですが…』「絵出してくれ、絵!」確かにその通りである。!「他の年式は?」『3年後以降ですとこれですが…』こ、これだ!そうか、恐らく民生仕様のまま使ったのはフレームだけなんだ!だとすると相当良心的なショップか相当好き者が拘って購入した車輛だったのだろう。自衛隊仕様の方が民生と違う部品もあるし、第一普段の整備状況からして違う。って事はクラッチレリーズだって廃盤になっている旧タイプではなく、まだ出る品番だろうし、考えてみればそもそもミッションもコラムからフロアに変更されている時点で年式違うじゃん。フレームよりも6年も新しい事になる。「ま、まぁジープは戦時下で生産混乱してたみたいだから違う事もよくあるよね。あ、これに似てるからこっち取って。」そして数日。来た部品を部販で開けてみる。「ああそう!これこれ。ん?ガスケットが薄すぎるんだけど。」前回間違って来たサーモに入っていたガスケットは丁度良い厚みだったが、今回の同梱品はその1/3程度である。仕方ない、再利用するか。こうしてサーモスタットが交換される。フォトフォト取り敢えず真水を入れ冷却水表示札を差し替える。フォト自宅前に移動し暫くアイドリングで放置する。おおっ!水温計上がって来た!一旦発動機を停めて冷却水を抜く。水道水を流し込み冷却系統を洗浄しクーラントを入れる。エア抜きを行い作業終了。冷却水表示札を差し替える。フォトこうして、非常用災害備蓄車の登録準備は着々と進むのであった。
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