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2017年09月15日22:47

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2017年　ちょっと飯食いに金沢＆新穂高温泉・長距離ドライブ②高山・新穂高温泉＆ロープウェイ・松本奈川投汁（とうじ）蕎麦

金沢を発ち高山に2時に到着、生憎の雨。
二十年ぐらい前（名古屋勤務時代かな）に一泊しているので、
今回は通過するつもりでしたが、まあせっかくなので休憩がてら寄ることに。

当初、飛騨牛ハヤシライスを食べようかと思っていた店が休みでしたが、
開いてたとしてもお腹いっぱいで完食できなかったかもなので良かったです。
しかし、飛騨牛メンチカツを買食いできる店が閉まっていたのはちょっと残念。
古い街内を雨の中傘をさしながら早足で巡り、
パフェやらスイーツやらも食べたかったけど、よくお店を調べてなかったのでやめて、
結局高山に来た証として、街のあちこちで売っている
名物みたらし団子70円なりを食べて、高山滞在30分で出発。

4時ちょうどに今晩のお宿、新穂高温泉深山荘に到着。
宿の前を川が流れており、車を止めて旅館専用の橋を渡ります。
橋からは川の横にある露天風呂が。
この川の真横の露天風呂というのが私の大好きなローケーション。
以前泊まったすぐ近くの宿も川のすぐそばの大きな露天風呂が売りでしたが、
ここもそれに負けない予感が。

チェックインを済ませ、直ぐに貸切露天風呂へ。
橋から見えたのとはの別の場所にも川と隣り合わせの風呂が。
いや～これが貸切とは贅沢すぎる。目の前すぐの増水してやや水量多めの川を
眺めながらゆ～たりします。ドライブの疲れが癒されました。

六時から晩御飯。川魚を焼いたもの、刺身、天ぷら、野菜の突き出し、煮物、
酢の物といった山の宿の定番メニューにこの地方の名産朴葉味噌ステーキ。
これで終わりかと思ったら汁物以外にお蕎麦がでて、予想外にお腹いっぱいに。

部屋に戻り一休みして、メインの大露天風呂へ。
ここの露天風呂は川の横に三段になっていて、一番上には打たせ湯が、
その下に二段目、そして川沿いの三段目と下にいくほど大きくなっていて、
一番下は混浴、ですが、私が入っている間は貸切状態でした。

夕方入った貸切風呂よりは二回りぐらいは広く、さら川にもより近く、
お風呂から溢れたお湯が川に流れ込み、その川の流れと混ざり合っているとこでは
真夏なら川浴びもできるという、まさに理想のローケーション。
でも暗いし、雨で増水して川の流れが激しいので川浴びはやめておきました。
その代わり、夜は橋がライトアップされていて、
それを眺めるながら入るお湯は格別でした。

お風呂を堪能した後、部屋に戻っておやつタイム。
近江町市場で買った豆乳とお餅を。
巻餅は草もちにあんこを巻いてる（包んでる）ので想像できる味でしたが、
金沢名物であるささげ餅があんこも何も入ってなくて、
うっすら塩味＆ささげ豆の味だったのは意外でした。
あとで調べたらささげ豆は赤飯を作る時に使う豆だそうで、
だから赤飯に似せた塩味なのかと納得しました。

たくさんの美味しいもので満腹感と納得感続きの一日でした。

二日目　184キロ　9274歩

三日目　

6時過ぎに起きて、朝風呂に。もちろん川原の露天風呂。
多分、晴れていたら北アルプスの山々が見えて景色も最高なんでしょうが、
あいにくの曇り空。残念でしたが、また貸切状態だったので、
開放感が半端なく、気持ち良いです。

部屋に戻って、少し二度寝して朝食。
典型的な温泉宿の朝食ですが、ネギが入った朴葉味噌を温め、
それをご飯に乗せて食べる、ご当地ご飯のお供が美味しかったです。
そして名残惜しいがチェックアウト。

すぐ近くの新穂高ロープウェイに移動。
日本で一番の急角度、唯一の二階建ゴンドラで標高2156メートルの世界へ。
槍ヶ岳、西穂高など360度のアルプスの絶景パノラマは
ミシュラン・グリーンガイド・ジャパンの二つ星に選ばれたとか。
以前、来た時は四月で、その時は快晴で、かつ周りの山に雪が残っていて、
空の青さと雪山の白さのコントラストに感動したのを覚えています。

夏山の景色はいかにということで今回の再訪でしたが、
八時半の始発に乗ったものの、第一ロープーウェイの段階でかなりの雲が。
そして第二ロープウェイはほぼ霧の中。当然、頂上展望台も当然霧の中。
新人研修か何かでバスガイドさんが十人ぐらい一緒でしたが、
これじゃ研修にならないねと言い合ってました。
粘っても晴れそうにないので、直ぐ第一ロープウェイを降り、白樺平駅を散策。
ここでお土産を買うつもりはなかったのですが、霧で景色は見れなかったけど、
まあここに来た証に、ということで、”くりくり”という名前に惹かれて、
というか呼ばれた感がして、買ってしまいました。
ただの栗羊羹です。しかも高山で作った。新穂高らしさは何処に。
そして第二ロープウェイを降りたら、そこは晴れているという無情。
まあ、人生晴れの日ばかりではないと、無理やり思いながら出発。

今回の最後の目的地は乗鞍岳の南に位置する、
小説や映画で有名な野麦峠の長野県側の手前、住所でいうと松本市奈川村。
この村の五軒の店だけで提供される幻の蕎麦、投汁（とうじ）蕎麦を
食べに来たのです。
鴨だしベースに野菜・山菜・きのこを煮立てた甘辛い鍋に
小さいラクロスのようなカゴに蕎麦を入れ、鍋でしゃぶしゃぶ湯がいて温め、
そして鍋のお汁や具を入れた器に盛り付けて食べる珍しい蕎麦。
二十年前ぐらい岐阜の濁河温泉に行った時に足を伸ばしてこの辺を走り、
たまたま入った店で食べた投汁蕎麦が美味しくて、ずっと忘れらなかった味です。

数年前まではここ出身のシェフが東京で蕎麦フレンチの店を始め、
そこのメニューとして提供されていたのですが、
いつのまにかメニューから無くなって食べられなくなってしまいました。
なので、久しぶりに食べたくなって旅の最後の場所に選んだのです。

お邪魔したのは野麦街道沿いにあるちゅうじ食堂。
店の前の”とうじそば”の文字ですでに感激。
老夫婦で切り盛りしてる、手書きのメニューだらけの古いお店ですが、
もうやっているだけでありがたいという感じです。
コンロと片手鍋（二人前からはちゃんとした鍋）、とうじカゴ、
蕎麦が小分けに盛られたざる、お漬物が用意され、
いざ、しゃぶしゃぶして食べ始めます。
あ～、この味、この味！　鴨と野菜の旨味がでた出汁に歯ごたえのある蕎麦、
東京の店で食べてたものより素朴な味ですが、やっぱり美味い。
治部煮といい、とうじ蕎麦といい、鴨っていい仕事しますな。
懐かしい味に再び出会う、旅の締めくくりにふさわしい食事でした。

お店を12時に出発、13時前に松本インターに着いた時は
松本市内にも寄っていこかと思いつつ、全然下調べもしてなかったので、
そのまま走って14時50分に自宅に無事到着いたしました。

ということで、今年の長距離ドライブも
美味しいもんと素晴らしい温泉を堪能できました。

三日目　279キロ

二泊三日走行距離合計　879キロ

全部コメントしたアルバムの方もお楽しみ下さい。

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