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2017年09月15日15:58

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八ヶ岳主峰・赤岳2899m

マイミクさんの中には数人、赤岳なんて普通にクリア、、って方もおられると思うが、未踏破の方これから登ろうと考えてる方に参考になるかわからないが自分の経験から書くね。

登山する者なら槍に憧れる(槍ヶ岳)だろうが、自分はそこまで2泊とかで縦走なんぞ考えてもいないし休みも取れないので、赤岳は日帰り可能と聞いてひそかに憧れていました。
つまり自分にとっては現実的な本格的「山」なのである。
美濃戸登山口へは、バスもしょっちゅう来る美濃戸口からダートで林道の奥まで行ける。山小屋の駐車場は¥1000だ。美濃戸口なら¥500、でもこのダート歩いたら往復2時間ちかくかかるので最短アプローチで臨める美濃戸登山口、PJミニの出番だ。南八ヶ岳の懐へGo!
新松田まで小田急車内で仮眠をとったけれどそんなに眠れない。朝から仕事だったから睡眠はとれてない。いったんまた都内まで相棒をピックに戻る。
今回のバディは、嵐の甲武信ヶ岳の、ガチ体育系40代。でも彼も深夜まで仕事。彼はこのへんの八ヶ岳数回来てるお馴染みさん。
小淵沢で中央道降りてコンビニPで仮眠しちゃったから美濃戸登山口に着いたのは、すっかり明るくなってから。もう半分以上埋まった駐車場を出発したのは6時。
南沢ルートで行者小屋まで森の中を行く。なかなか素敵な、でもけっこう長いアプローチ2時間。。行者小屋こそ南八ツの懐深く、いくつかの峰への登りルートがある重要ポイントな山小屋。ここで水汲めます!知ってればそんなにいっぱい入れてこなかった水。数年前に8月の明神で水不足して熱射病っぽくなった経験から食料なくても水だけは、との思い。でも相棒にいくらなんでも多すぎると言われ分担してもらった。
赤岳見えます、かっこいいなあ。天気はだんだんガスも取れていきベストな感じに。
向かって左から斜面上がる地蔵尾根ルートへ。これが結構きつい。きっときついだろうと思っていたが案の定キツイ。道も階段ハシゴへ。ついには鎖場岩場の急斜面へ。めっちゃ急登。さすが本格的な登山の山だ。問題なのは自分のペース。息が上がって、しょっちゅう止まって整えないといけない。見晴らしは最高なんだけど、思ったよりも体力の低下を感じる。これが老いというものか、数年きつい山やってなかったからか、睡眠不足?基本的な運動不足?体重も生涯MAXだし。。すべての要素のMIXだと思えば致し方ないが、バディ(同行者・ガイドくん)も持て余しぎみ。僕に合わせて待ってくれている。他の若い登山者に先に行ってもらうことしばし。かなり思い知ったね今回自分の体力。そして気力だけじゃ無理ってことも。やっとのことで地蔵尾根に出た。ここは南北の主力稜線。眺め最高!
すぐ赤岳展望荘。ここから赤岳頂上見えてる稜線登りがまた修行。これって高山病?頭痛するし、ちょっと登っては休まないと無理。そう富士山の3千メートル超えてからの、あれですよ。この高度でもなるときはなるんだ?だからあの登り方しか。。ちょっとずつでも登って行けば。着く、着きます頂上!やっとこさでね。
やはり人はいる。頂上の標識、写真撮る順番。眺めはもう最高クラス。夢にまで見た八ヶ岳連峰の各峰が全部見えます。南に権現編笠西岳、北に横岳硫黄天狗〜北八つの森〜一番北が蓼科。すぐ西に阿弥陀岳の荒々しい山容、その手前下に中岳。遠くのアルプスや富士山はちょっと雲がちで見えなかったけど、八ヶ岳のリアルな実態はようくわかった!素敵だ、素敵すぎる。八ヶ岳らぶ。日本に八ヶ岳があって本当に良かったよ!
さてこれで最低限のノルマは達成だが、このあとどーするルート?
予定(目標)だと中岳〜阿弥陀岳なのだが、すでに時間がかかっている。しかも体力に自信消失している私。。相棒は中岳まで行って決めよう、と。赤岳の反対側は複雑な斜面下りていく。すれ違う人も多い場所時間帯。振り返ると登った側の赤岳とは全然違うカタチ表情。しかし単独女子が多いんだね、さっきから。意識しちゃうじゃない女子を、そういうもんでしょ?30代はもとより20代?独り行動も見かけます。
文三郎尾根分岐のあとは人が減る。中岳はメジャー二峰の中間のマイナー峰。
さて中岳を超えて中岳のコルまで来た。決断しなければならない。帰りは此処からの下りでまた行者小屋。阿弥陀岳(八つで標高3番目峰)は此処からのピストン、眼前の大急登壁、今の俺には往復2時間か?二人ともヘッデン置いてきちゃったもんなあ。帰りにライトなしで森を下るのは無理そうだし。。ここは相棒の勧めで下ることに。ここにいたオジサンは大丈夫じゃないの?って言っていたけど、ゆっくりいい気分(温泉)浸かりたいし、ここは無理せず下ることにした。相棒は前回までで完全に行ってこれるレベルみたいだけど今回はこの老いた愚兄のために諦めてください。んで比較的緩やかな道を下って行者小屋へ。ここで缶ビールのご褒美。
そんでもってまた南沢(北沢を希望してみたが彼が面白くないから南沢下るほうがいいからと)を下る。もう彼のペースは半分走ってるかんじでどんどん。しかし同じ道登るより早いはずの下りがすごく遠く感じるのは常。行きはよいよい帰りは強い(こわい)。
やっぱり車に戻ったころには足がくがくですよ。あれで阿弥陀ピストンはどうなってたか。公称コースタイムでは7時間45分を実際9時間でした休憩入れて。まあ悪くはないペースだったけど途中不安感じたんだからこれで正解。あとでコースタイム調べたらピストン1時間20くらいだったけど、それが命取りになったかもだから、二峰制覇はもっと早く出るか体力整えての挑戦が然りですね。
帰りの林道は歩行者いっぱい抜き去る優越感。オフ車持ってるメリットはこんな時だけだから。小淵沢インターのほうの鹿の湯¥600、小淵沢アウトレットで玉子かけご飯定食(このへんの店調べたけどあまりヒットしない。アウトレットモールくらいしかね)。
温泉で仮眠ちょっとできた彼が運転してくれた。中央道は休日は夕方大渋滞だから下道抜けてくべきです。結果、道志道(413号)で相模原に出て246などで都内に入るべきですね。

ひっさびさに筋肉痛丸2日、階段下りれないくらいになった。
今回体力低下を思い知った感。これからの人生うまく使っていかないとだねこのカラダ。
可能な限り鍛えるべきだし、老いに対しても作戦立てて行かないと。まあ睡眠とらないで弾丸登山は無理なんでしょうね。
未踏でこれから行く人にアドバイスとしたら、、
まあ富士山よりはレベル上です。でも誰でもゆっくり確実なら行けます。
今回登山靴いちばん高いガチのモンベルのが久々に履いてみて(事前に)なんか合わなくなってて痛かったので、補欠のGTホーキンスで行ったんですが全く問題なかった。相棒なんかもっとライトな走り系ので行ってました。長距離はすこし軽いほうがイイネ。天気が大丈夫そうならね。あと電灯は持っていったほうがやっぱりいい。最悪下山が夜になってもいいわけだから持ってれば。持っていってたら違う決断した可能性も。でも早めに下山で今回は正解。下る体力なくなっていたかも。もう10時間超える山歩きはむずかしいお年頃かな?

これで八ヶ岳本格デビューしました。これからが楽しみです。
〜百名山の10座目でした。
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