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2017年09月03日23:01

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逆シャア&富野由悠季監督

9月2日、なら国際映画祭プレイベントで、
逆シャアを観てきましたわーい(嬉しい顔)

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7月にこれを知って、8月の前売り発売開始後
即行で前売り券ゲットw
大きな会場でBEYONDを大音量で聴けるのが
嬉しくて、とっても楽しみにしておりましたるんるん
また、35mmフィルムでの上映というのも
珍しいなぁと、昔見たのと同じものが見られるのも
楽しみにの1つだったわけでw
私はガンオタではありませんが(笑)、
一応、ZZの始めの方くらいまでは見ていましたし、
ガンダムは結構好きでもあったのですウッシッシ

1週間くらい前には前売り券は完売していたのですが、
行っていたら当日券もあったようで、結構長蛇の列!
前売り持参の私は並ばずに入れたのですが、
開場後10分程度でかなり席は埋まっていました。
でも、前から5列目くらいのところで右ブロックが
あいていたので、左端確保w
目線は画面と同じくらいで、結構見やすいところで、
舞台がめっちゃ近いwww

上映時間になると司会の方が2名舞台に登場。
この時点でほぼ満席だったのですが、
「ならまちセンターがこんなに埋まるなんて」
「皆さんの圧がすごい!」
「もの凄い熱量!」
と相当驚いておられましたw
逆シャアで、しかも監督が来られるかも
(パンフには「来場予定」となっていたw)となれば、
埋まって当然だと思うのですがwww
「午前中は、ゆったり涼やかな上映だったのですが」
とのことw
まぁ、普通はそんなもんでしょうねw

で、説明もそこそこに、逆シャア上映開始ウッシッシ

一応、ブルーレイ出た時に買ったのですが、
実はちゃんと見ておらず(笑)、通しで見るのは
20年以上前と思われw
中身はぶっちゃけ、あまり覚えてませんでしたが、
見始めて何となく思い出しつつ、35mmフィルムの
味わい深い映像を楽しみつつ、いざ、エンディング!!
私はこのために来たーーー!!!
BEYONDのイントロ(映画用に短めですがw)が流れ、
感激しているところにウツのあのボーカルが加わり、
大音量ですが柔らかみのある音で会場を
包み込むという素晴らしい空間泣き顔
もう、大感動です泣き顔
エンドロールにTMが出てくくるのを見てさらに感動し、
来てよかった〜としみじみ思っているうちに
映画用で短いBEYONDは終わってしまいましたw
ガイナックスの表示も、ちょっとしみじみw

で、再び司会の方が登場。
そのまま富野監督のトークへ移ろうとしたところへ、
富野監督から、トイレ休憩を入れるようにご指示がw
まぁ、確かに逆シャアだけで2時間ですからねぇ。
その後さらに1時間程度のトークがあるわけですし。
というわけで、5分だけトイレ休憩ということに。
しかし、この人数で休憩5分って厳しいよね、
と、ダッシュで出ていく人を見つつ待っていたら、
舞台に年配の男性がフラ〜っと出てこられて、
「???」
と思っていたら、富野監督ご本人www

「トイレ休憩入れといてトイレに行った人を
裏切るわけじゃないけど、ちょっとつなぎに」
と舞台に上がって下さったのですわーい(嬉しい顔)

「トイレに行った人が戻ってきたらまた同じ話を
することになると思うので、二重になってしまって
ごめんなさいね」
と優しい監督うれしい顔

が、「2時間やった後に休憩も入れずに
始めようとするからびっくりした。ホントに、
慣れてないというか、わかってないというか」
と、運営側にチクリw
まぁ、それは私も思ってましたが、
監督、冗談まじりで結構毒舌キャラっぽいw

以下は、監督のお話で覚えていることを
箇条書き的に書きます。

富:今日は35mmでやってくれると聞いたので来ました。
  先週、デジタル用の色の調整をしていて、
  確認のために見に来ました
富:今日のお客さんは一般人じゃないから(笑)。
  みんなガンダムを知ってる。一般人用の上映は、
  よく知らない人も沢山いる。でも今日はそうじゃない。
  皆さんのことは身内だと思っています。
  
ここで会場が拍手喝采w
そりゃ、ファンなら嬉しいお言葉ですよねうれしい顔

富:色調整で見たとは言ったけど、通しでは見ていない。
  通しで見るのは、それこそ29年ぶりくらいに
  なるんじゃないかなぁ
  製作し始めた頃は、30年以上前。
  そんな昔のこと、もう覚えてないから、ほんとに。
  見ながらやっと少しずつ思い出した感じ。

と、少しお話をされていたところで休憩時間が終わり、
司会の方との対談へ。

富:トークショーって言われるの、嫌いなんだよね。
  ショーじゃないから。ただのトークだから。
  ここでしゃべるだけだから。
  先週色調整してて、もの凄く赤がきれいで、
  キレイ過ぎるから赤が浮いてしまっていた。
  だから随分色を暗くしてもらったけど、今日見たら
  もっと暗かったね。
  今、どんどん画質がきれいになっているけど、
  キレイになればいいというものじゃないと思っている。
  人が見えているものよりはるかにキレイになっている。
  しかし、例えば、画質がきれいになったからといって
  私の映りがよくなるわけじゃない。毛穴がはっきりと
  見えるのはキレイとはいえない。
  ツルっとした画になる。セル画の色合いと違う。

  30年ぶりくらいで見たけど、映画は始めの3分で
  どういうものかわからないといけない。
  しかし、今日は3分見ていても全然話がわからない。
  20分見てもまだわからない。
  皆さんは身内だからわかるでしょうが、一般人には
  わからない。映画として、ホントにダメだね。
  (最前列に座っていた小学生くらいの子供たちに)
  君たち、話がわからなくてもいいからね(笑)。

司会:(休憩時間も含め)既に色々とお話をいただき、
    何を聞いたらいいのかわからなくなってしまっているので、
  会場の皆さんから質問をいただきましょう。

ということで、すぐに質問タイムへw

Q:当時は「30歳以上の人に見てほしい」とおっしゃっていたが、
  それはどういう趣旨か?

富:ガンダムだけど、巨大ロボットものにしたくなかった。
  映画は男女関係を描くものが基本だと思っている。
  なので、そうしたかった。
  それに、20分見てもわからないような映画、
  やっぱり30歳以上じゃないと見てられないよね。
  それにしても、ちょっと男女のことがもの足りない(笑)。
  (アムロが前に乗って気を失っているチェーンに
   声をかけるシーンについて)
  あれだけっていうのは、ないよね〜。

Q:アムロとシャアが死んだかどうかがわからないような
  終わり方になっているが、これは続編も考えていたのか、
  大人の事情のようなものがあったでしょうか?

富:大人の事情は、当然考える。当時は45歳くらいで、
  色々と回りにもあったし。
  それ以前に、映画として、物語を作るうえで
  ここはものすごく考えた。片方が勝って負けた方が死ぬ、
  という方が簡単。
  なので、ここは今見ても、「富野、よくやったなぁ」と思う。
  ファーストガンダムって、言っちゃいけないんだってね?
  3年くらい前に知った。「機動戦士ガンダムだ!」って(笑)。

Q:ガンダムの登場人物の死ぬシーンは印象深いものが
  多いですが、ギュネイの死ぬシーンはすごくあっさりと
  している印象。これは何か意味があるのでしょうか?

富:これは意識してそうした。
  ニュータイプに強化され、特別に訓練を受けたが、
  そのとき力を入れられているものが良いものではない
  (という趣旨の説明だったような気がします)
  ギュネイはあっさり死ぬようにした

Q:3人のヒロインがいるが、どの人がタイプ?
  (女性客からの質問)

富:くだらね〜。
  アニメのキャラって、嫌いなんだよね。
  特に最近のは、沢山いてもどれも同じ顔で同じような
  キャラで、見分けのつかないようなのばかり。
  クェスとチェーンとナナイは、極端に違うキャラばかりだが、
  最低限これくらいの違いは出せと。
  で、私達の年代だったら、当然ナナイ(笑)。
  でも、一番好きな名前はチェーン。
  チェーンが一番難しかった。20代前半の女性との
  付き合いという経験がなかったから、彼女たちが
  何を考えているのかもわからなかった。
  子供でもなくて少し落ち着いて、というところで、
  ちょうど(10代と大人の)つなぎ役、というイメージ。
  それでチェーンという名前にした。

Q:(最後ということで、最前列に座っていた小学生くらいの
  男の子)
  彗星が落ちたのが2回目なのに、なんで1回目のことは
  悲しんでないの?

富:鋭い(笑)。
  確かに、そうだよね。そういう感性が大事。
  何となく見ていてはだめ。
  でも、なんでだろうね。そこがちゃんと書けていない。
  皆さんの想像に任せたい
  (※「敢えて皆さんの想像に任せたい」というようなことを
   他の質問のところでもおっしゃっていました)


他にも色々あったのですが、1つの質問に対して
とてもお話を広げて沢山話して下さるので、
とりあえず印象に残ったことをw
途中、ちょっと専門的な質問とかもあり、それは私には
記載不能w

でも、質問で、最初はパラパラと手があがった程度で、
とても熱心にあげた方が最初にあててもらっていたのですが、
富野監督がとても気さくに答えて下さるので、
その後は沢山の方が熱心に手を上げておられ、
1時間があっという間でした!
本当にガンダムが好きなんだろうなぁという方が
ほとんどだったように思いますw
私のように一人で来ていた女性もちらほらw
ちなみに私のお隣の男性もお一人様でしたが、
始まる前に出されたガラケーの待ち受けが、
ガンダムのどアップw
愛を感じますほっとした顔

ガンオタではない私でも、とても面白くて
大変貴重なお話を沢山聞かせていただきました。
富野監督、毒舌なのですが、とても愛すべきキャラというか、
嫌味がなくてむしろ面白く、対談中もしょっちゅう
爆笑&拍手喝采ウッシッシ
御年76歳ということでしたが、まだまだ現役で
新しい作品も期待したいところですねるんるん
是非、新作の主題歌はTMでウッシッシ

で、ならまちセンターから帰るところで、
とてもお天気もよかったので、昼間にこのあたりに来るのも
滅多にないので(笑)、記念に何枚かw

とりあえず、奈良公園の5重の塔を。

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それから、若草山をバックに猿沢池もw

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このお天気のように、清々しい気持ちで
会場を後にしましたるんるん
ただ、今回の逆シャア上映、広報は控えめだった気はします。
ガンオタさんの間ではちゃんと回っていたのかな?
35mmフィルムで見られて、
監督のお話をあんなに近くで聞ける機会って
そうそうないと思うので、ファンなら行きたいと
思うのよね〜。
しかも前売り1200円でこれだけの贅沢な時間www
ま、広報もまったりしているのが奈良らしいかもあせあせ
大変貴重な経験を、有難うございました!

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