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2017年09月02日16:12

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遺伝子編集・科学とビジネスの倫理の迷宮──神の鋏、CRISPR-Cas9〈アーカイヴ記事〉 より

https://wired.jp/special/2017/genesis-engine/

古細菌のゲノムに前から読んでも後ろから読んでも同じ配列のパリンドローム(回文構造)を有する部分が反復して見られる
「Clustered Regularly Interspaced Short Palindromic Repeats」、略して「CRISPR」
クラスター化され、規則的に間隔が空いた短い回文構造の繰り返し

ストレプトコッカス・サーモフィルス
CRISPRの回文構造に挟まれるかたちで存在する未知のDNA配列が、同社のサーモフィルス菌のコロニーに以前感染したウイルスの配列と一致
現生の動植物のほとんどは、RNAからなる防御機構を用いてウイルスから身を守っている。つまりCRISPRは原初的な免疫システムだったのではないか

治療する必要のない部分に鋏を入れる可能性もある
致命的な先天性疾患を完治させるのを目的とするだけではなく…例えば人間兵器など。
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懸念される事:
今まで地球上に存在しなかったクリーチャーを作り出してしまう
不要と判断し切り取ってしまった事で種の存続自体が危うくなる
その土地土地に合わせてゆっくり時間をかけて進化してきた生物群を破壊してしまう、遺伝子組み換え作物とその交雑種は既に広がっている(多様性の危機)
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科学者と企業、そして国家権力がどれだけ高い倫理性を有するか。決して楽観視してはいけない。
が、絶望する必要は無い。
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