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2017年08月23日22:00

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Mizuho-Six の 80/3.5

 ここ一ヶ月ほど Mizuho-Six のレンズを付けっ放し。解像度は必ずしも高くなくて、もうちょっとビシっと来たらと思うこともあるけれど、それでもこのボケの穏やかさと発色は捨てがたい。

 写真左:雨上がりの遊具。 F9.5。どんより蒸し暑いくらいなら雨が降ってくれた方が写真になる。原色がズバっと出る。 写真中:お祭りのテント。 F5.6。悪条件でも色が澄んでいる。画面内に裸電球があるのにフレアっぽくなっていない。 写真右:どこぞの庭の木。 F5.6。どうと言うことのない写真なのだけど、この光が好き。ヌケのいいレンズでないとこんな風に写らない。

 Jhagee も Mizuho-Six も原色が鮮やかなだけでなく暗い条件に強い。暗部の色が濁らない、黒が浮かないのはフレアの少なさの現れと思う。茂みの葉っぱ一枚一枚の色がちゃんと写る。こういう表現があるかどうか知らないが、「色の分離がいい」と感じる。それでつい解像度が高いような錯覚をするのだけど、実は等倍で見るとボロボロだったりするのが面白い。

 これらの特徴は タクマー28-80 や トキナー35-105/3.5-4.3 など私が「暖色傾向」と感じるレンズと似ている。どれも「暖色で、解像度は大したことなくて、色乗りが良くて、ボケが綺麗」。反対なのがシグマに代表される「寒色で、解像度が高くて、色乗りがあっさりで、ボケが汚い」レンズ。解像度を上げると寒色に寄るのか、解像度が高いと寒色に感じるのか、そのへんが良く分からない。

 先日入手した First-Six のレンズ Tri-Lausar はやっと鏡胴がなんとかなって、ただ今試写中。解像度で言ったら Mizuho のより2段階くらい上なのだけど、撮れた写真の印象は案外変わらない。むしろ条件によってフレアが出ることがあり、その場合はぐっと評価が下がる。私にとって解像度よりも、ヌケの方が大事のようだ。
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