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2017年08月20日18:23

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幽霊怖いが、現世も怖い

8月19日(土)。
谷中全生庵で毎夏開催される幽霊画コレクション展に、今年は鏑木清方の幻の幽霊画が出展されています。
新聞で読んだ老母が見たいと言うので一緒に行ってきました。 自宅のすぐ前からバスで高田馬場駅、高田馬場から日暮里まで山手線、日暮里駅からはタクシー、ひざの悪い母にも負担が少なくて移動はスムーズでした。
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谷中という町は寺町で、大小のお寺がぎっしり並んでおり、開館を待つ間、私一人で五つ六つ回ってみました。
さて、10時開館。ほどよく冷えたお堂の隣の薄暗い倉庫(?)に約30点の掛け軸、怖く、切なく、儚くも美しい。幻想的なひとときを味わいました。鏑木清方作品は近代の作品だけに一際色彩鮮やかで、美しかったです。
そもそも全生庵は落語中興の祖と言われた明治期の大名人、三遊亭圓朝の墓所【写真】でもあり幽霊画のコレクションは圓朝没後に遺族から寄贈されたもの。先怪談 乳房榎や牡丹燈籠など古典落語にまつわる作品も多く、その道の愛好家にも、お勧めします。
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観賞後はお寺のすぐ前から上野行きのミニバスが出ていて、母が「せっかくだから上野へ出て、鰻ごちそうしておくれよ」と言い出し、現世の鬼婆の恐ろしさも味わうことができました【写真/妖怪 鰻婆】。
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