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2017年08月15日21:55

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文武両道は勿論、いくつものスポーツ競技から自分の道を極めることか。

■武井壮、甲子園スパルタ監督の「文武両道はありえない」に猛反論! 「人生はスポーツ、勉強、性格などの総合点で決まる」
(キャリコネ - 08月15日 17:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=4718244
私は、春夏ともに、甲子園の高校野球なるものへの関心がすっかり無くなってしまったので、この夏の甲子園に下関国際高等学校なる高校が出場していることとかを知りませんが、この記事を読んで、正直、この高校の坂原秀尚監督はずいぶん閉鎖的かつ硬直した考え方を持っているなと感じましたね。曰く、「野球と勉学の両立は無理。『一流』というのは『一つの流れ』、例えば野球ひとつに集中してやるということであり、文武両道は二流」だそうで、(少なくとも)文武両道を指向することは野球の道に悖る“とんでもない”考え方と見ているのでしょう。
これに対し、武井壮は、野球選手としてプロの道に進むのが全て『一流』と言うわけではなく、違う道に進んでもそうした歩みができるようになることが『一流』であり、その道に必要な自分を伸ばせるものを持たせることが教育であると反論しており、「勉強ができるトップ選手」について「その人たちは例え途中で怪我をしてスポーツ人生が絶たれても多分引く手あまただと思う」とし、自身が陸上競技で記録を伸ばせたのも「物理学の勉強をしていたから」で、「そういう意味での勉学はすごい重要だと思う」と、「自分を伸ばせるもの」を学問に求める重要性を説いていますね。
これに加え、日本では考えにくいですが、複数のスポーツ競技に親しむことも“一つの答え”になるのではと思います。例えば、米国では同時期にいくつものスポーツ競技に親しみ、それぞれを両立してトップレベルのスキルを身につけ、複数の競技のプロリーグでドラフト指名される人が当たり前にいるわけで、中にはDeion SandersやBo Jacksonのように複数の競技のプロリーグ(どちらもNFLとMLB)で活躍する選手が輩出することもある。「その道に必要な自分を伸ばせるもの」がそれぞれにあり、それを極められるなら、『一流』の道はそれぞれにあると考えて良いのではないでしょうか。
また、“高学歴”とされる大学に進学、卒業してプロリーグに進む選手もしばしば出現しますね。日本では東京大学からNPBの中日ドラゴンズにドラフト3位指名(昭和41年)を受け入団以降、引退後もコーチ、二軍監督、球団フロント職、球団の取締役などで40年以上も中日に関わった井手峻が知られ、MLBでも名門と言われるPrinceton University出身の投手であるRoss OhlendorfがYankees、Reds、Piratesなどで、新しいところでは後輩であるDanny BarnesがBlue Jaysのセットアップ投手として活躍しています。
「勉強もスポーツも、やればやるだけ人生のプラスになる武器になんだよ。結果、スポーツやら勉強、性格や身なり、家族や人間関係や特殊技能、経歴や学歴やら色んなもんの総合点で進んでいい道が決まってくんだよ。」と、武井壮は学生にメッセージを送っていますが、道はそれぞれにあるわけですから、その中から『一流』を探ってほしいものだと思います。
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