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2017年08月15日15:22

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世代間の借金と、人には分というものがある

今は前世代の借金を前に、現実を認めたくない稼げない世代が逃げ回っている。
自分勝手に甘えても、利息は減らないしいずれ期限がくる。
返さない、というオプションはない。
認めたくないのかもしれない。

世代というのは借金の負い合い返し合いで成り立っている。

前世代の借金の負担が重く、苦労して返さなければいけない世代

前世代の稼ぎが多く、楽をできて、後世代に借金の種を残してしまった世代

江戸時代は鎖国と自給自足で世代間の借金はあまりなかったが、
長い制度疲労で武士階級、政治の借金がかさみ、明治維新で外圧に対応できず
それを支払うことになった。武士階級は失業してブラック労働すら
できない状態になった。

明治維新後の旧武士階級の悲惨な生活は小説や偉人伝で垣間見れる。
勉強しなければ死んだ世代だ。

明治維新後に下層武士階級が以前の不満をばねに頑張った。
全階級が一度に勉強し、重税に耐え、二回の戦争に勝った。

この時、借金は返済し終わり、逆に貯金が増えた。

この貯金を1929年の大恐慌と1941年の開戦までに使い果たし、
1945に倍返しの借金になってしまい、強制インフレで国民資産の没収を行った。

世代間の借金がいきなり最大になった。明治維新後よりひどい。
食べるものすらなかったわけで。

これが朝鮮戦争とアメリカの(悪いと持った?)工場化政策で
万博頃にまた貯金になった。

我々が知るこの高度成長期は銭形警部に代表される
”昭和一桁”がベビーブーマーを作り、
文字通り無私で、未来の夢に向かって身を粉にして頑張った。

その成果は1989年のバブルまで続いた。

1991年、アメリカの都合と、日本の制度疲労が再び顕在化し、
多く政治の見誤りによって高度経済成長の貯金が
バブル崩壊によってすべて失われ、借金になった。

この借金を返すために20年以上がかかった。

高度経済成長期と違うのは、無私で働くという世代がいなかったこと。
アメリカがパトロンをやめたこと。
自分で稼がなければいけない独立国家に戻したのに、国民の教育を破壊して
外貨を稼ぐ、という意識を奪ったこと。

上も下も誰も手を汚したくない、誰かの犠牲はご免だ、という意識をもって、
大学全入時代直前、すべての若者がすねかじりになった。

だから実力のない新卒はベビーブーマーの老後のために採用を抑え
切り捨てられた。

以降誰も稼げもしないのに、世代間の借金を返すのはごめんだ、という考え方で
やり合っている。

今の若い世代は数が少ない上に、能力の偏りがひどく、さらにネットの影響で
無責任感が強い。

なのに上の世代の借金だけは膨れ上がっている。

本来は数が減っていくのだから、下の世代が一丸となって外貨を稼ぎ、
国費を賄わないといけないが、みな財務省の方針でサラリーマン化され
会社に入って給料をもらう人生以外金を稼ぐ方法を知らない
というありさまとなった。

したがって日本がいずれ破たんするのはほぼ確定なのだ。

破たん後は、この責任回避してきた世代とその子、孫、ひ孫の世代が
負担を返さなければいけないだろう。

帰し方は状況により異なる

思わぬウルトラCがあるかもしれない。

新資源バブル、新工業バブル、新AIバブル、新無線通信バブル

これらを日本発、メイドインジャパンで世界に売りさばく世代が借金を返すことになる。
いまならコンテンツ輸出だが、馬鹿な政治が邪魔をする。

メイドインジャパンを世界で売りさばき、席巻する。

これを定期的に行うことが必要。安いものだとブラック化する。
明治の富岡製糸場のようになる。
高いものなら高度成長期の再現となる。自動車やPC部品だ。

そこそこの大学を出て、そこそこの会社に入社して、
そこそこの人生を過ごすことしか知らない

人々が、多くこの仕事がつまらない、働きたくない、になる。

自分で何かを作り、人に喜んでもらい、笑顔でお金を払ってくれる。

仕事が嫌になったら、とにかく四六時中このことを考えてみるといい。

この笑顔でお金を払ってくれること、であなたができることが天職だ。

大富豪やお金持ちや、そんな雑念は払って考える。

自分が無償でやった。しかしそれを買いたい、とまで言われる。
そこまで昇華して、何度も昇華したもの、それが商売になる。ビジネスになる。
給与でしかないものは、その水準に達していないか、雑念だらけか、
思ったほど必要とされていないかいずれかだろう。

もう一度言うが雑念を払うことが必要だ。

タレントになりたい、人気者になりたい、お金がほしい、etc
これら夢や憧れが入り込んでくると、多く道を間違う。

人には分というものがある。

誰もがイチローにはなれない。誰もが浜崎あゆみにはなれない。

誰もが、自分にできることしかできない。

イチローも浜崎あゆみも、自分にできることを懸命に積み重ねてきて
今がある。
その陰で都落ちしたり、つぶれたり、ホームレスになった数千数万の人間がいる。
奇をてらったわけでもなく、ウルトラCでその地位を得ることはできない。

毎日の哲学、毎日の行動、毎日の改善、毎日の積み重ね
その繰り返しでできるものは、人それぞれ違う。

だから私は人にアドバイスはするが、私のマネをしても無駄だよ、という。

私がいかにも楽そうに仕事しているから模倣者も多いが
私が5秒でできることを、なぜかほかの人は一か月かかってもできない。

だから人には分がある。

自分にしかできないことを発見するには時間がかかる。
哲学も必要だ。

それが何かわからないで、
うだうだ悩んでいるくらいなら全力で働いたほうがいい。

歌手だの小説家だのタレントになるんだ、など夢を持つのはいいが、
思い付きで人に言いふらす程度ならそれは憧れでしかないので
目の前の仕事を一つでもいいから倍速で片づけろ。
哲学も、戦略も、努力もできないわからないのなら、
それぐらいしかできない価値の人間でしかない、という現実だ。
その分の人間なら、すくなくともその現実を受け入れることが進歩につながる。

どこまで逃げても、いずれ逃げまわった分前世代の借金を利息付きで返さなければ
いけないのだから、できることをやっておけば少しは減らせるだろう。


■「週5日・8時間労働ツラい」という投稿が話題に 「甘えてる」と厳しい声も
(しらべぇ - 08月15日 05:32)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=202&from=diary&id=4717290
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