RIZIN さいたまスーパーアリーナ大会、夏の陣

さいたまスーパーアリーナで総合格闘技大会RIZIN を観戦。以下に対戦カードと結果を書いておく。

リトアニアの狼男デオドラス・オークストリス対スウェーデンの海賊王子カール・アルブレックソン。海賊王子が肩固めで勝利。揃って日本デビュー戦、共にアグレッシブなファイトを見せてくれた。次の才能を世界中から探して来るRIZIN の姿勢が評価される。

タレント野沢なおこの娘、野沢オークライヤー真珠が終始冷静な試合運びでシーナ・スターに腕ひしぎ逆十字で快勝。これはビックリ、いろものじゃない実力派。あの落ち着きのない母親からよくこれだけ落ち着いた娘が生まれたものだ。この先に注目。

これよりバンタム級トーナメント一回戦。
青森の苦労人シューター石橋圭大対ドイツの無敗将校カリッド・タハ。石橋のグランドを凌いだタハがヒザで逆転、一気の猛攻で鮮やかなKO勝ち。

DEEPバンタム級王者大塚隆文対アメリカの実力者アンソニー・バーチャック。判定で大塚。

女子レジェンド山本美憂対キャシー・ロブ(米国コロラド)。5分3ラウンドの終始試合をコントロールした山本が判定で念願のRIZIN 初勝利。沖縄に移住した格闘技一家の映像が泣ける。なんだか山窩の民みたいだ。

矢地祐介対北岡悟。矢地がパンチの連打で2回TKO勝ち。粘り追いすがる北岡を打撃で振り払った矢地、お祭りファイターの本領発揮。

那須川天心対才賀キザえもん。1回シビレる左ストレートで天心がKO勝ち。1回をキックルール、2回を総合ルールという変則ミックス戦。那須川の実力に惚れ惚れ、久しぶりにキックボクシングを見たくなったよ。

KINGレイナ対レイディー・タパ。KINGが判定勝ち。勢いに乗るニューヒロインKINGにしてもタパの巨体はきつかったか。それでも評価を上げて今やブランドの看板看板。



ブラジルの最強女子ギャビ・ガルシア対ロシアの怪女オクサナ・ガグロエヴァ。1回早々にギャビの指がオクサナの右目に入り続行不能のノーコンテスト。一番の目玉カードが一番あってほしくない結末に。これが総合興行の怖さ。だから主催者は二重三重にメインカードを組み、ファンも受け入れる。ギャビちゃんの次の標的は？KINGレイナ？まだ早い？

中東の吼える野獣アミール・アリアックバリ対アメフト仕込みのパワーファイター、タイラー・キング。1回左右のパンチ連打でアリアックバリが一方的なTKO勝ち。アリアックバリはRIZIN レギュラーの座をがっちりキープ。



メインエベント、バンタム級トーナメント一回戦。堀口恭司対所英男。緊迫感ある立ち上がりの攻防から、堀口がパウンドの打撃で1回TKO勝ち。堀口は素晴らしいフィニッシュで年末の主役に一番名乗り。



以上、次回は10/15福岡。そして年末2連戦。