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2017年07月25日23:11

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集水域と流量のを求める。


 左の部分が真ん中に繋がるこれが七北田川の中流の集水域です。方眼紙に写し1個1個数え面積を求め降った雨量を掛ければどれ位の水が川に流れるか分かります。
 右は実際 ポイント地点で川に入り、プライス流量計で測定し、そこに流れる水量を計算する事が出来、1秒間に流れる水量が分かります。深さを測定し等間隔で測定します。

 これは実際私が卒論で調べた資料の一部ですが、水はこのように支流から本流へと集まって来ますから、問題は上流でどの位の雨量が降ったで毎秒下流でどれだけの水が流れるか分かる訳です。

 つまり平野は下流に有る訳で、途中の川が氾濫すれば被害は甚大なものになる訳です。地形図を元に低い方へ稜線から作って、クモの巣の様な川の道が出来ますが土砂崩れや地滑りは本来はボーリングして、地質を調べます。普通は予算が無いのでそこまではしませんが、土砂崩れと地滑りは違います。土砂崩れは一度起きますが、地滑りは地層の下に固い層が有り、その上に粘土層が年月と共に蓄積し、地滑り粘土層が出来ます。だから、何度でも起こるのが地滑りです。

 本来調べたのは水質調査が目的ですが、水量によっても変わるので工場や養豚、畜牛、養鶏なども調べ、下水状況などや地質、土地利用計画やBOD,PH、SS,COD、透明度なども調べています。

 今問題になっているゲリラ豪雨をもっと危険な物として知って貰う為に載せて見ました。都会では雨が降る面積に対し、水が流れる排水が設備されていない為、道路に水が溢れるのは当たり前です。これを機会に、自分の地域の地形図を見て確認する事が大切でしょう。
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