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http://ameblo.jp/ppw1127/entry-12295580753.html(少しだけ写真多めです)
6月22日。
翌日のメインイベントの前に前乗りして、京都駅ビルへ。
美術館「えき」KYOTOの「ゴールドマン コレクション これぞ暁斎!」展を観てきました。
故・北森鴻先生の鮎川哲也賞受賞作「狂乱二十四孝」で扱われた「幽霊図」をキッカケに前から興味があって、特番等もチェックしたり。
今回は上手くタイミングが合いました。
明治初期の世に、世界に名を轟かせた河鍋暁斎の超絶技巧、発想・構成の大胆さにただただ魅入ってしまった……
「貧乏神」という作品について、スタッフの方が
「貧乏神を描いてもらったんで、持ち主も表装に困ったんでしょうね。綺麗な物は使えないと、36枚の端切れで作られてますよ」
と、言われて見返したらその通りで!
「幽霊図」は下書きも見れて。完成された物の方が目が鋭くて、怖さが強調されてるようで……
浅野里沙子先生から、同じ京都で北森さんと「幽霊図」を観られた話をお聞きしたことがあって、北森さんが「またこの画に会えるとはねえ……」と感慨深げに言われていたそうで、どのようなご心境だったんだろうと、同じく「幽霊図」の前に立ち、私も感慨深く。
記念に「幽霊図」と構図の大胆さ、奔放さを気に入った「鬼を蹴り上げる鐘馗」の絵葉書を購入。
福岡へ帰った後に、暁斎展に触発を受けて北森鴻「狂乱廿四孝/双蝶闇草子」創元推理文庫を購入。
角川文庫版持ってるのでまだ買ってなかった……創元版は幻の「双蝶闇草子」が入ってるけど、角川版は「狂乱廿四孝」の原型となった短編「狂斎幽霊画考」と北森さんによる文庫版あとがきが収録されているので、両方持っていて損はないです!
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