エネルギーポーカー

この世界はエネルギーを支配する者が支配する。
確か、サブマリン７０７の悪役もそんなこと言っていた。
だから海運を支配するのだ！と。海を支配するのだ！と。

まぁ、そんなことはどうでもいい。

世界のエネルギー需要は１９８０年から２０２５年までどんどん高まっていく。
それに対してエネルギー供給はモノによって増減する。
例えば、石油エネルギーや天然ガスは枯渇してほとんど産出されなくなるし、安定供給され続ける石炭。対して成長が見込めるのは太陽光エネルギーと原子力。
原子力にいたっては供給量の６割を占めるようになる。
スリーマイルもチェルノブイリも、フクシマだって気にしないのだ。

プレイヤは自国の需要を満たすために供給の買い付けをおこないます。その方法は秘密入札。バッティングさえしなければ、バッティングしても量さえ十分あれば、無料でも十分手に入れることができます。が、優先権を得たければやはりお金は払っていきたい。
値付けの高い人、購入量の多い人が優先権が与えられるからな。

購入できたエネルギー１個につき１ドルの収入を得て、需要を満たせなかったプレイヤは１個あたり3ドル支払う必要がある。
このへんでプレイヤ間に差が出てくる。
ピーキーなイベントカードに一喜一憂しつつ、同じことを繰り返して、誰も破産しなければ、２０２５年までやって終了。
もっとも稼いだプレイヤの勝ち。

古き良き、かどうかはともかく、古いタイプのボドゲ。
その場のノリ。純粋にプレイヤ間の思惑とイベント運によって、プレイ方針を変える。
機に臨みて変に応ずる。…意味はよくわからんが、つまり、そういうことなのだ！