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2017年07月24日07:05

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Mizuho-Six

 Jhagee に気を良くして蛇腹カメラを安値で落札。1950年代に数多生まれた国産○○シックスのひとつでメーカーは後のネオカの瑞穂光機。オリンパスの前身瑞穂光学とは別の会社らしい。シャッターは 1-1/200,B、ピントは目測(フィート表示!)の前玉回転式、レンズは前玉メニスカスの三枚玉だった。ボディも開閉機構もガッチリ作られていて安心感がある。

 最初粘っていたシャッターがいじっているうちに動き始めた。精度はともかくスローも含めてちゃんと速度が変化する。ボディに光漏れの心配は無さそうだし目視する限り蛇腹にピンホールは無い。レンズも綺麗で清掃も簡単。フィルムだって現行品が使える...むー。ジャンクって話だったのに立派な実用品のような気がする。可逆改造の方針で行く。

 アパーチャ側からネジを外すと Miltar Special 80/3.5 付きのシャッターブロックがポロリと取れる。ボディとの連動機構はレリーズのみだった。K-01 とヘリコイド接写リングでは無限遠が出ないのでそのうちボディキャップと接写リングで鏡胴を作ってみようと思う。接写時以外は前玉回転式のピント合わせになるが、それも一興。

 写真左:Jhagee105/6.3 で分解前の勇姿をぱちり。I型の亜種かな? コンパクトだが重さはずっしり。 写真中:F3.5開放。解像はしているものの滲みがシャープ感を削いでいる。フレアっぽい感じは無い。前後ともボケが素直。 写真右:F5.6。ハロが消えて解像度が上がる。曇り空だったのに綺麗な色。

 とにかくヌケが良くて色が綺麗。もしかしてトリプレットの特徴なのか。 Jhagee のような美しい滲みこそないが、この発色とボケはわざわざ使ってみたいと思わせる。そもトリプレットは「中央はシャープだが周辺部に難」と言われる構成で、ならば中判用トリプレットの中央部を使うのは結構おいしい話かも知れない。遠景はどうか。楽しみなレンズ。
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