Jhagee １ヶ月

　Jhageeのレンズを入手してからほぼ付けっ放しでもう一ヶ月にもなる。ソフト向きのコントラスト（遠近、明暗、色）のある被写体を探して試行錯誤中。ハマれば面白いがダメな時はどうにもならないレンズでもある。構成レンズが少ないせいか意外に逆光を苦にしない。原色が綺麗に出る。カミソリピントならぬスリバチピントで未だにどこに合わせたらいいのか悩んでる。

　そもトリプレットは画角を広くとるのが苦手だそうだから、中判カメラのレンズを APS-C のサイズで使うのは理に適っているような気がする。等倍で切り出した時の滲みが一番綺麗に見えるので、もしかしたらトリミングして 300mm くらいの画角で使うのがいいのかも知れない。私はベス単フード外しは派手すぎて好きでないが、この F6.3 開放の滲みは品があって本当に美しい。

　写真左：コントラストがあるのは手前の黄色い花、ピントの芯があるのは奥の紫の花。真夏のトップライトで不思議な光になった。　写真中：シャコバサボテン。化成肥料をくれたらニョキニョキと葉を伸ばし始めた。今年の冬は花が見られるかな。このレンズ、色が良く出る。　写真右：蝶々。花を撮っていたら偶然飛んで来た。明るい花と黒い羽根のコントラストで画面が締まった。

　75-80mm近辺のレンズを試してみたいと思っているのだけど、リサイクルショップでフォールディングカメラの類は十把一絡げに「アンティーク」としてそこそこの値が付いている。逆にオークションでは売り物にならないと考えるのか意外に完全ジャンクの出物がない。どっかにボロボロの蛇腹カメラが転がってないかなぁ。いつか蚤の市に行ってみたい。