2017.7.15 於:みなとみらいホール
(前半)
ショパン
ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 op.11
(ソリストアンコール)
ドゥーセ
シュピナータ.
(後半)
モーツァルト
歌劇<後宮からの誘拐>序曲 K.384
レスピーギ
ローマの祭 P.157
(アンコール)
レスピーギ
リュートのための古代舞曲とアリア 第3組曲より シチリアーナ
指揮:西本 智実
ピアノ:菊池 洋子
コンマス :木野 雅之
梅雨明け前なのに連日35度近い猛暑と湿気です。涼しい勤務先から直接ホールに向かったため、ちょっとした歩行でも熱と湿気を余計感じてしまいます。
土曜日は春季シリーズのシーズンファイナル。指揮も人気の西本さんのショパンとレスピーギという事で繊細と爆発を期待。(チケットも完売でした)
前半のショパン。ちょっと間を取った独特の前奏から、懐かしいメロディが繊細で柔らかなピアノで奏でられます。
ショパンが二十歳の恋(片思い)の最中に作曲したという、なんとも切なく美しいフレーズに身を任せると、涙がとめどなく溢れて来て、まだ朝のかみそり負けから回復していない頬と顎に染みます。(お隣は心地良さに爆睡でしたが・・・)
ピアノとオーケストラ(特にファゴット)の和音が1つ1つ心地よく耳に馴染んでゆく瞬間をクリアに感じる事ができるバランスの良い精密な演奏でした。(西本さんも菊池さん、オケの息もぴったり)素晴らしい!
アンコールは一転、ショパンのワルツなどのジャズ風アレンジのシュピナータを力強く弾きます。素晴らしい!
後半は西本さんと日ファイルの真骨頂、レスピーギです。この日、横浜(みなとみらい)は花火大会だったのですが、そんなの関係ないとでも言いそうな疾走と爆演。でも、ブレはないいつもの演奏が聴けました。
終演後はファイナルパーティ。菊池さん、西本さんのセッションへの想いとミニコンサートを日本フィルの驕りのビールを頂きながら楽しませていただきました。
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