「パーマネント神喜劇」
万城目学
新潮社
2017年7月14日読了
[新潮社による内容紹介]
http://www.shinchosha.co.jp/book/336012/
デートの途中、突然時が止まった。動かない街に現れたのは、「神」と名乗る二人の男。ペラペラまくしたてる二人に肩を叩かれ戻った世界は、あれ、何かが違う……? 万城目ワールド、ここにあり! アヤしげな「神様」に願いを託し、叶えられたり振り回されたりする人たちの、わちゃわちゃ神頼みエンターテインメント。
[読書感想文]
万城目サンなので,もちろんたいへんおもしろかったんだけど,なんか最近の作品で顕著だった,読後感がモヤッとする感じがなかったので,さらによかったわ.ま,特に前作がアレだったからね.もっと前の,それこそホルモーシリーズとか,プリンセス・トヨトミやしゅららぽんに近い感じで,ラストをきちんと閉めてくれたので,スッキリ読み終われて満足さ.それにしても,最終話に入ってからテイストがいきなり変わったのにはびっくり.これって当然アレを念頭に置いたんだろうから,批判する連中が出てくるかもしれないけど,これはこれでアリだの.
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