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2017年07月12日23:00

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ブレカナ3rd「恋人たちの歌」 GMから見たあらすじ&NPC紹介 〜備忘録代わりに〜

<GMから見たあらすじ(的な何か)>

あるところに、グロリアという永生者(フィニス)がいた。
長きに渡る放浪の旅に疲れた彼女は、しばしの止まり木として孤児院での世話役に
落ち着くことにした。
その孤児院にはダーン・ブラウエルという少年がいた。
その少年は大きくなると、その正義感故に悪政を敷く領主の不興を買ってしまった。
領主の術中にはまり過酷な魔物退治の旅に臨まなければならなくなったダーン。
彼を案じたグロリアはその旅への同行を申し出た。

グロリアの助力もあり、過酷なりに旅は順調に進んだ。
とある教会に眠っていた魔剣を譲り受けることが叶ったこともあり、ちょっとやそっとの
魔物相手では苦戦することもなくなっていた。
そんなある時、ダーンは一人の少女を助けた。
少女の名はローゼリア。
互いに一目で恋に落ちた二人は離れることを拒み、共に旅をすることを望んだ。
グロリアは反対した。
何もできない非力な少女と、魔剣を持っているとはいえまだまだ修行不足の若い剣士。
今までとは比べ物にならない強敵と遭遇する可能性だってある。
・・・グロリアの個人的感情を差し引いても、反対するには十分な理由があった。
しかし、恋にのぼせた若い剣士は言った。
「グロリアがいるから大丈夫だ。」と。
結局ダーンは気付くことがなかった。
目深にかぶったフードの下で、グロリアがどんなに悲痛な表情を浮かべていたかなど。

そうして始まった歪な旅は、ある日唐突に終わりを迎えた。
グロリアが危惧した通り、非力な少女を庇いながら今までの敵とは強さが格段に違う
魔物を相手にすることになってしまったのだ。
結果、ダーンとローゼリアは死んだ。残されたのはグロリアと、マーテルの奇跡1つ。
・・・マーテルの奇跡、再生(リバース)には2つの使い方がある。
1人だけを生き返らせるか、仲間を全員生き返らせて使った本人だけ死ぬか。
グロリアは当然のように、ダーン1人だけを生き返らせた。
しかし最愛の恋人を失ったダーンにもはや戦う気力はなく、ほどなく別に現れた魔物
に屠られあっけなく逝った。


・・・それから100年後。
ハイデルランドの各地で、奇妙なもの現れるようになった。
聖痕者が殺戮者に止めを刺そうというその時にどこからともなく現れては、殺戮者に
助力して去って行く謎の女。
人々の危機に颯爽と現れては悪者を倒す呪われた剣士ダーン・ブラウエル。
街道を行く商人を襲う謎の双子。
人の心を奪う「恋人たちの歌」。
運命の糸は絡み合い、聖痕者たちをも巻き込んで、夏祭りで賑わうホルムベリの街を
舞台に新たな物語を紡ぎ出していくのだった・・・。

<(今更ですが)主なNPC紹介>

・グロリア(オリジナル) フィニス=ファンタスマ=マーテル
 殺戮者。ダーンとローゼリアのことを歌った「恋人たちの歌」の作者でもある。
 ある目的のために22のすべてのアルカナの聖痕を集めていたが、その重みに耐え
 きれず人格を4つにわけることで辛うじて己を保っている。

・グロリア(狂人)主に夜に現れるグロリアの人格の1つ。
         死にかけている殺戮者から自分が欲しい聖痕を奪い、代わりに回復
         したりダブっている聖痕を渡したりする。
         基本的に「自分が介入したために聖痕者が死ぬ」という状況にしか
         出て行かない。

・グロリア(幼子)人肉食担当。魔剣のダーンとよく話をする。
         片言な幼い物言いが特徴。

・グロリア(人形)何も言わない。話さない。動かない。
         過去の痛みや罪悪感、負の感情に負けて暴走しそうになると
         この人格が現れる。(※シナリオ内では名前のみ登場)

・グロリア(コア)最もオリジナルに近い人格。
         すべての人格の記憶を把握している。
         「この世界からグロリアという存在を初めからなかったことにする」
         ために行動している。
         ※シナリオの最後で目的の儀式が完成したためわずかにPCの記憶に
          残る以外は完全に世界からその存在は消えた(はずだった)。

・魔剣 ダーン・ブラウエル アルドール=ディアボルス=アクシス
              人間のダーン・ブラウエルが持っていた”英雄の剣”。
              グロリアによって「自分は魔女の呪いで剣の姿にされて
              しまった人間だ」と信じ込まされている。
              グロリアのことを家族以上の存在だと思っており、
              グロリアからも家族のように思われていたが、儀式の
              完成のためグロリアに破壊され聖痕を奪われる。

・悪魔の剣 ニャール 魔神。元は魔剣のダーンの対として作られた剣。
           対である兄弟(剣)を失ったのち教会から何者かに盗み出され
           血を浴びながら人の手を渡っていった。
           やがて下級魔神の手に渡りその美しさと出来の良さから悪魔の
           祝福を受けるが、すでに自我を確立していた彼は持ち主である
           下級魔神を殺し自らが魔神となった。
           対である兄弟(剣)を捜しており、“英雄”の目に留まろうと
           派手な殺人事件を起こす。
           ※”双子”は人に化けたニャールとその時の宿主の姿

・吟遊詩人 ライラ グロリアから「恋人たちの歌」を譲られた吟遊詩人。
          歌の腕はまだイマイチだが呪歌である「恋人たちの歌」の
          おかげでかなり稼いでいる。
          伝承に関する知識があり100年前の表向きの事情を知っている。

・幼子 アレット PCの友人の娘。PCとともに観光でホルムベリにやってきた。
         「恋人たちの歌」を聴いてから自身とローゼリアを同化させて
         しまいPCや父親を困惑させる。

・依頼人 ランドルフ・カーター 
 ホルムベリに多額の出資をしている貿易都市スーフィーに雇われている人物。
 今回はホルムベリの夏祭りが問題なく終わるようスーフィーから派遣されていた。
 (そちらにかかりきりにならねばならないためPCに謎の女の調査を依頼した)
 元々は学者(専門は魔獣)で、悪魔の剣ニャールについて知っていた。
 実家と親戚筋(スーフィーの大商人)が裕福なこともありいつもながら金払いはいい。

・領主 カンタルマ・ベムール(ルーマ様) 
 ホルムベリの領主。
 貧しかったホルムベリを外部からの出資を利用して豊かにした。
 出資のあったスーフィーに頭が上がらない現状を、それでも民が飢えるよりずっといい
 と言って受け入れている。2m近い長身の真面目そうな男だが根はお茶目。


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