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2017年07月11日00:19

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アリとシジミチョウ


シジミチョウはアリと共生して、甘い蜜を出す事でアリに守られ、サナギに成る時にはアリの巣の中に入り、羽化して成虫になって出て来ます。写真はムラサキシジミチョウの幼虫です。分泌する甘い蜜にアリが群がり外敵から守り共生していますが、中にはアリの巣の中に入り、幼虫を食べるシジミチョウも居ます。つまり、アリが居ないとシジミチョウは居なくなると言う事です。
 今問題のヒアリが同様のことをするかは分かりませんが、アリとアリマキやアブラムシなど共生してる生き物は色々います。単にありを殺す事は掃除屋のアリの種類と人に害を与えるアリと区別する必要が有ります。

 アリはアリマキをくわえて移動し、より多くの蜜を貰おうとしますが、シジミチョウの幼虫は逆にありを利用して外敵から守って貰いアリの巣から成虫で出て来るチャッカリ者です。
 アブラムシなどは吸水口が長い為簡単に移動は出来ません。卵では無く胎生で子供を産み、数が増えると蜜の量が少なくなる為羽が生え、飛んで移動します。(牛乳を薄め噴射すると油で動けなく無くなり死にます)

 昆虫の研究は未だ分からない事が沢山あり、また昆虫からヒントを得たものも沢山あります。今宇宙の開発にも昆虫の羽根のたたみ方を利用できないか研究されているし、学ぶことは沢山ありますね。蚊の吸水口から注射針が作られたり、植物が虫に食べられないような毒性を持ったりするキキョウなどその繋がりは沢山ありますが、明らかな害虫だけは水際で止めてもらいたいものですね。
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