もう長くないとおっちゃんの口から聞いていた。
今朝、病棟の看護師から電話が入った。
車を走らせたが病室に入った時には
もう冷たくなっていた。
自分のアパートに戻りたいと言っていたおっちゃん。
アルバムや大切な書類などを整理しに手伝いに行った。
換気の為、窓を全開にしたら
すぐ横の川から涼しい風が吹き上げてきて気持ち良かった。
2階の窓から夜風に吹かれながらビール飲んでたんだろうな。
死ぬということはそんな身近な幸せを感じることがもう
出来無くなるということなんだな。
28年前にバンドで一緒の釜の飯を食った仲間だった。
8つも年上だったけど、関西弁のおっちゃんは皆に愛される
性格だったから、病院内ケースワーカーも看護師も担当医の女医も
みんな泣いていた。
おっちゃんは幸せやね。。。
痛がる背中さすってやって
沢山、話もしたね。
今日は7月7日七夕だよ、おっちゃん。。。
今日は星が輝き月もまん丸だよ。
毎年、思い出してあげるから。。。
おっちゃんの分まで生きて生きて生き抜いて
夢を叶えるから。。。
またね。。。
いつの日か、むこうで再会しよう。
キレのいいタイコ叩いてね。
アタシ、歌うから。
おっちゃん、ありがとう。
バイバイ。。。
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